2011年10月04日(火)14:16
変わり行く防災の方向性
近年、沿岸の親水公園化が全国的に進んでいた。
例
中川橋右岸
公園なし
中川橋左岸
公園あり
難しいんだよね、何をとるかなんですね。
海に親しむ、水辺に親しむために防波堤を切ったり人工海浜を作ったりすれば、災害時にはそこから水がドバーン。先の津波でもそう。
でも防波堤でぐるっとしても自然には勝てない。
先の震災津波災害で、日本の国としての防災の方向性は大きな変化がありました。
人工建造物で「防ぐ」のではなく、防ぎ切れないことがはっきりしたので「いかに逃げるか」を最優先するという方向に舵を切った。
自然vs人間は自然の勝ち
参りました。ごめんなさい。
ということですね。
ま、分かりきっていましたがこれまではどうにかなるかもしれないという漠然とした期待感や未来への希望があった。
一週間毎日海辺に出動してきました。(仕事ですよ!)
海辺にあれだけの工場があって物凄い数のトラックが行き来し、たくさんの人々が働いている。
彼らをどう救うのかを真剣に考える動きも活発です。
簡単に言えば、逃げ場所を作るということなんですが…。
重鉄骨三階建てのホネホネ避難施設を作るとして、波が三階建てを越えたら終わり。
それだけじゃない、避難施設のホネホネが波の力で破壊され流されたら住宅地に重鉄骨の山が突撃する。
伊勢湾台風の時には、名古屋港貯木場の丸太が遡上して、住宅地に突っ込んできてたくさんの人が亡くなった。
海で働かなきゃいいじゃん!と思うけど、日本の輸出入の99.8%は港からだから、海に背を向けた瞬間生活していけなくなる。
エネルギーも各種資源も海上輸送に依存しているしねー。
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