2011年12月20日(火)01:38
湿潤治療
火傷や傷は長らく「乾かして治す」方法が主流でしたが最先端医療は全く逆。
湿潤治療といって、簡単に言えばいかに乾かさずにおくか、に焦点を絞った治療です。
自称・バンドエイド研究家の私は、市販されているありとあらゆるバンドエイド的なものを殆ど全て買い漁っては
誰にも頼まれていないのにシビアに観察&効果測定をして記録・採点をするという研究活動をしておりますが(←本物のバカですな。)
乾燥型絆創膏より湿潤型絆創膏の方が明らかに(これはもう絶対的に)傷跡は残らない!
私は蚊に刺されたのを掻いて血が出た、という傷すら化膿→ケロイド化する驚異の低免疫虚弱体質者ですけど〜
湿潤型絆創膏は
・化膿を食い止める
・傷跡が残らない
・カサブタとの戦いがない
という3点に於いて非常に素晴らしい。
コストダウンしたい場合はサランラップで良いという話もあり、嘘だろと思ってやってみたことがあるがサランラップ方式は
・傷がリアルに観察できる
・確かに乾かない
・サランラップは傷にくっつかない
この3点に於いて優秀だった。
手術の縫い跡や火傷、擦り傷切り傷など、跡を残したくない場合は湿潤治療をしてくれる病院がよいかも。
それでだめなら最後はレーザーで綺麗になる。
これはカテゴリーとしては「美容整形」に近いけど。
(レーザーで焼いてわざと軽度の火傷状態にし、皮膚を平らにして治療する)
ちなみに盲腸炎の際、縫合は美容縫合でお願いします!と言うと8000円ぐらい余分に取られるけど綺麗に縫ってくれる。
実例
うちの弟(普通縫合)
カタカナのサの形に傷がある。
私(美容縫合)
殆ど無傷
普通縫合〜湿潤治療でもいいらしい。
しかしね
今後の医療はひたすらアメリカ方式に傾いていくであろうことは間違いなく
それはすなわち「お金がない人は十分な医療は受けられない」というシステム。
ER救急救命室というドラマがあるけど、あそこで治療を受けるには社会保障番号や預金がないとダメだし
救急車を一発呼べばタクシーの10〜100倍ぐらいの代金を請求される。
歯医者の保険治療と同じ感じかな〜。
いくら医学が進歩しても、例えばガンを切らずに治す高度医療なんかは保険適用外で数百万かかる場合もあるし。
あ、湿潤治療って日本では昔からあったんだよね。膏薬という、薬の湿布みたいなのを張る方法。
美がお金で買えることはよく知られているが、いよいよ命をお金で買う時代が本格的に来そうな予感。
少なくともTPPが国会で批准されれば、保険適用範疇の見直しは確実視されているから
老後資金だけじゃなく医療資金、子供のいる人は学費も必要で、大変だわね。
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