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フラーテル広報日記7
"RE"birth"!覚醒の2012"
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2011年12月14日(水)18:54

名古屋港水族館とシャチ

名古屋港水族館はシャチ(グランパス)のショーをやっていました。まずクーちゃんを死なせてしまい、昨年6月に和歌山県太地町から5億円でナミちゃんをゲット。

太地町は財政難の町で「財産を手放し財政難を乗り切る」と市議会で話し合った結果10年間市民に愛されていた、たった1頭しかいないシャチのナミちゃんを名古屋港水族館に売ることを決めたのだった。

それから半年…
今年の1月

名古屋港水族館でショーに出演していたナミちゃんは死んでしまった。
シビアなことを言えば1ヶ月の出演料は1億円ぐらいだった計算になる。
わずか半年の名古屋生活。クーちゃんに続きナミちゃんを死なせてしまった名古屋港水族館の飼育体制には当然非難が集まった。

何よりも、太地町の住民が悲しんだ。町のために身売りして遠くに行ったナミちゃんに特別な思いを持つ住民も多かったようだ。


以来、日本でシャチが見られるのは鴨川シーワールドだけになった。

名古屋港水族館はクーちゃん時代もナミちゃん時代もずっと鴨川シーワールドに「お婿さんを貸してくれ」とレンタルのオファーを出していたが、鴨川に却下されていた。

ところがこの度、鴨川から親子シャチ3頭が名古屋港水族館にレンタルされてくるらしい!
しかもお母さんシャチは妊娠中で出産を控えているそうだ。
飼育と出産は鴨川からシャチに詳しい飼育員がセットで名古屋に来るそうです。
いったいどんな話し合いと金銭的解決が為されたのだろう?


名古屋がね、名古屋港水族館がね、どうあってもシャチが欲しい理由は何となく分かる。

名古屋イコール金のシャチってイメージというあたりでしょう。
しかし名古屋城のお城の鯱と、あの黒白の海を泳ぐシャチは全くの別物ですわね。

見りゃ分かるけど名古屋城の金のシャチはグランパスではない。あれは麒麟と同じような空想上の生き物です。

海の黒白のシャチがグランパス。


水族館とか動物園とかって、そろそろ考え方を変える時期に入っているのではなかろうか?


率直に言ってしまえば
シャチがいようがいまいがどうでもいい。
市民の大半はそんなもの。
今回のレンタルにいくら払ったのかは知らないのだが、やめときゃいいのに。
鴨川で幸せに暮らしてる妊婦を含む一家をわざわざ飼育失敗実績が二度もある名古屋港水族館に連れてくる意味がわからない。

名古屋港水族館はペンギンや海ガメの研究で成果を挙げているのだから、もうシャチはいいって。

ちなみに諸外国では水族館や動物園、植物園はだいたい二つに分化が始まっている。

生態系に極めて近い環境を用意し、人間の方が檻に入るが如しの「生き物主体」型。
それからもう一つは少ない種類の生き物を徹底的に飼育研究し、世界的なエキスパートを目指す「調査研究」型。

日本は恐ろしく遅れていて、見せ物小屋の域を全く脱していない。


行き過ぎた動物愛護もどうかと思うけれど、絶滅が危惧されるような生き物を連れてきて見せ物にするのはもはやNGなんではないのかしら。

お金払ってパンダ借りてくるとか意味がわからないな。

名古屋は東山動物園がコアラ貰ってきて死なせたりもしてるし。

東山動物園はゴリラの研究においては世界的権威。
鳥羽水族館はジュゴンの飼育においては世界記録を更新中のエキスパート。


名古屋港水族館は何になろうとしている?

ナミちゃんは死んでしまったが町の財産として売却され、太地町に5億のお金を残した。

美談みたいに語られるけど間違ってる。こういう売買が成立するからこそ、絶滅種が狩られ商品として売り飛ばされていくのだろう。


ああ〜
やだな〜
名古屋港水族館
なぜ懲りない!
リベンジ必要ないって!
死んだらどうするの!
まずいってば!

↑キティちゃんストラップに見る名古屋城の金の鯱。
鋭い歯と硬い鱗、どうみてもシーラカンス的な風貌の猛魚。
間違っても黒白の哺乳類シャチじゃないな。
ちなみになんでこれがお城の屋根に載っているかというと、水神として火事を防ぐお守りとして。
名古屋港水族館にはグランパスのシャチと名古屋城のシャチが別物だという説明はない。
そっちの方が教育上問題であると思います。


(時事話題)
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