彩雲国 転生で秀麗姉
名前は麗瓊(レイケイ)。
秀麗の二つ上の紅家長姫。
黎深に溺愛されているのは言わずもがな。
薔薇姫似の美人さん。
これなら婚期を逃すこともない!と内心うはうは。
結婚願望はあるよ!
幼少時から礼儀作法や教養芸能を徹底的に学ぶ。
結婚したいの。いいとこに嫁ぎたいの!
貴陽に行くときはただの引っ越し感覚だったから特に思うことはなかった(まさか本家から飛び出したなんて思ってもいなかった)
薔薇姫が亡くなった時の立ち直りは一番早い。こういう時って、やっぱり男より女の方が強いと思う。秀麗よりも早かったのは精神年齢の問題。
家柄良し、顔良し、教養有り、で、「これなら婚期を逃すこともないわ!」と思ってたらまさかの貧乏貴族に。しかも叔父が影から妨害してくるので、お付き合いもできない。
貧乏になった家庭をやりくりする為に働きに出るには出るけど、結婚願望が強いのは相変わらずなので、肌の手入れなんかも気を使う。秀麗にも「女の子なんだから!」と徹底。
手のあかぎれなんかとは無縁よ!
無駄に広い庭はほとんど畑にして、家庭菜園に勤しむ。時代は自給自足。
現代日本で得た知識をフル活用して、お金を稼ぐ。
まずは小説。白雪姫とか不思議の国のアリスとかを彩雲国風にアレンジして売り出す。
著作権?んなもん知るか!異世界なんだから関係ねえだろ!
他にも秀麗の協力の許、料理本書いたりとか。
儲かることを色々考えつつ、日々賃仕事をこなす。
王位争いの時は紅家組と奔走するけどそれだけ。
炊き出しをして、葬送の二胡を弾いて。
死にそうになりながらも何とか乗り切る。
王や官吏に対する感情は良くない。ってか嫌い。庶民あってこその国だろうがふざけてんなよ。
その後は、基本的には茶屋で働く。何で茶屋かって言うと、仕事の終わりに余ったお団子を貰えるから。
しかも茶屋って、いろんな人が来るし、気持ちも緩むところだと思う。だから市井の情報はいち早く集まる。
その関係で御史台の仕事をしてる皇毅と関わればいいと思う。
皇毅としては、気に入らない紅家の人間だけど紅家らしくなくて、情報も正確で頭も良いし、使える人間と思っている。
原作に入って、霄太師が来たときに言わせたいこと↓
「金、五百両じゃ!」
「やりまむぐっ」
麗瓊は即答で引き受けようとした秀麗を遮って笑みを深めた。
絶世の美貌を持っていた母に似たその笑みは文句無しに美しく、本来ならば相手を癒やすものであろうが、しかし今回は相手───霄太師にはおぞましいまでの寒気を与えた。
「それは勿論、一人当たり、金五百両・・・・・・ですよね?霄太師」
“はい”か“是”か・・・・・・とにかくその笑みは返事は肯定しか認めないと、言外に告げていた。
麗しい笑顔で朝廷三師が一人、霄太師から金を巻き上げようとする麗瓊に、邵可と静蘭は顔を引きつらせた。
「う、うむ。勿論じゃ」
「そうですよね、太師ほどの方には大した額ではありませんものね。愚問でした、申し訳有りません。
私と秀麗、静蘭、三人合わせて千五百両で、謹んでお受けさせていただきます」
麗瓊の頭には、仕事後の白米しか浮かんでいなかった。
みたいなね!
役割は原作通り、秀麗が貴妃。麗瓊は吏部で侍童をしてる。雑用が主だが、黎深に仕事をさせられる(吏部官にしてみれば)奇跡の人として崇められることになった。
雑用の際に他部署を訪れ、その美しさから玉に気に入られ、偶然にも仮面無しの鳳珠と対面したが平気だった為、惚れられる。
ちなみに後宮から帰るとき言わせたい↓
「姉様?どうしたの?」
何やら暗い表情をしている姉に、秀麗は首を傾げた。
親しくしていた珠翠と離れるのは、やはり思うところもあるのだろうか。
女官として後宮で働いている珠翠にはそう会えるものではないし・・・。
「麗瓊お嬢様?」
静蘭も、心配して麗瓊の顔を覗き込んだ。
「・・・今回のこの仕事・・・・・・もっと霄太師からせびれたんじゃないかしら・・・」
「「「・・・・・・は?」」」
「・・・そうよ。だって女に罰一なんて印をあっさり付けておいて、それが三人合わせて金千五百両なんて・・・あんまりだわ」
ちょ、千五百両もふんだくったの?ってかまだ足りないの?
「結婚というのは女の子の夢よ?憧れよ?浪漫よ?それをこんな軽々しく売るなんて・・・・・・私とした事が抜かったわ。
見送りに来てくれたのにごめんなさい。少し金づ・・・霄太師に用が出来たから行ってきます。秀麗達は先に帰ってていいからね」
今金づるって・・・。ってかまだむしり取るつもりなの?
言いたいことはたくさんあるが、どれも言葉にならない。
しかも相手は霄太師。ぶっちゃけどうなってもいい。それよりもこの状態(イイ笑顔)の麗瓊に逆らう方が怖い。
結果、見事に金二百両も上乗せさせた麗瓊を、誰もが何とも言えない表情で見ていた。
黄金の約束編では秀麗と一緒に男装して戸部で働く。
でも鳳珠とはすでに顔見知りなので(黎深が鳳珠や悠舜を連れて紅家に来たときに対面した)、秀麗や燕青のいないときに挨拶を済ます。
官吏にはなるけど、理由は秀麗みたいなのじゃなくて「だって官吏って給料いいし」だったりする。
後見人は鳳珠。
茶州編はノータッチかな。どうやって関わればいいかわからん。
配属先は礼部。
冗官騒ぎの時は自分は冗官じゃないけど、冗官室に顔は出す。秀麗の手伝い。
美人だから人気。
そこまで考えた。後は未定。
落ちは鳳珠で!
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