ボンゴレの姫in魔法(子世代)
リマ・アッサリーニ
前世“沢田璃真”
イタリアの純血の家系だが、父・エミーツがマグルの女性・ナナリーと結婚したので半純血。一つ下の弟・ツナがいる。
キョウヤ・ヒバリ
前世“雲雀恭弥”
日本の純血の家系の嫡男。
ムクロニムス・セイスール
前世“六道骸”
スペインの純血の家系の嫡男。
リョウヘイ・ササガワ
前世“笹川了平”
マグル生まれの魔法使い。雲雀の幼馴染み。
アイラーン・テルセーニュ
前世“時野愛羅”
フランスの純血の家系。
ウィーズリーの双子と同級生。
寮は
リマ→獅子
キョウヤ→蛇
ムクロニムス→蛇
アイラーン→蛇
リョウヘイ→獅子
険悪なはずの獅子寮生のリマが大好き過ぎる蛇寮生三人。そして身内意識が強いであろう蛇寮内で険悪すぎる三人。
名前の由来
アッサリーニ→浅利家族だから。
セイスール→『セイス』がスペイン語で『六』の意味。
テルセーニュ→『テール』がフランス語で『大地』→『野』
国籍の理由
リマ→言わずもがな、ボンゴレがイタリアンマフィアだから。
キョウヤ→見た目がザ・日本人って感じだからそのまま。
リョウヘイ→外国人の彼は想像できない。
アイラーン→時野財閥の活動拠点はフランスだから。
ムクロニムス→サンバ→ブラジル→ヒスパニック多い→スペイン(ほら、骸は「永遠のサンバ」だから・・・・・・!)
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その集団は目立っていた。
ホグワーツの入学式、組分け前で大方の新入生は緊張しきっていた。どうやって組分けるのか・・・・・・。または、どの寮に入るのか・・・・・・。家系故に特定の寮に入る=勘当もの、と考えている生徒も少なくないので、組分け前に緊張するのは至極当然で例年のことだ。しかし、その中で全く平然としている新入生がいた。
「組分けってどうやるの?」
「さぁ?別にどうでもいいから誰にも聞かなかったわ」
「どの寮に入っても、極限に過ごすことに変わりないからな!」
「特に希望もありませんしねぇ。ああ、勿論リマと一緒であることが大前提ですが」
「君はいらないよ」
「あんた達どっちもいらないわよ」
「まぁまぁ。違う寮になっても一緒にお茶しようね。お父さんに、厨房の場所は教えてもらってるの」
組分け方法は聞かずに厨房の場所を聞くか?普通。
なんて心の中で突っ込んで、隣にいる片割れを見てみれば目があった。思うところは同じようだ。
「あ、そういえば、特急で食べきれなかったお菓子がまだ結構あるんだけど」
「いただきます」
「勿論私も!」
「あは、ムクロは即答だね。夕飯の後に一回集まろっか?」
「群れのないところにしてよ」
「しかし極限、校内の造りがわからんぞ!」
「そこはなんとかなるかな」
マジか。教師ですら完全には把握していないって言う校内を、何で新入生(しかも学校についてからまだ30分くらい)がなんとかできる自信があるんだ。
むくむくと沸き上がる好奇心に再び片割れに目をやると、ニヤリとした笑みが返ってきた。
「面白そうだな、兄弟」
「だな。これは何としてでもお近づきになるしかないな、兄弟」
「おうとも。特に厨房の場所は是非とも教えてほしいところだ」
そこに教師がやって来て、大広間へと誘導される。
とりあえず、組分けが終わったら、彼女達がどの寮に入っていても話しかけようと思う。
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