朝起きると、目の前には好きな人がいました。


サファイアは虚ろな目で2・3回瞬きした後、目を見開いた。


「きゃあぁぁぁーーーーーーー!!!!!」


真っ赤な顔で勢い良く後退るサファイア。


一方。コレでもかという大声に、気持ち良さそうに寝ていたルビーが飛び起きた。



「ちょっと・・・サファイア、朝から大声出さないでくれる?耳が痛いんだけど。」


不機嫌な顔を隠す事なく、いかにも 迷惑です といった感じのルビー。


しかしサファイアは、そんなルビーの様子には気づかず、真っ赤な顔でルビーを指差した。

「そげんこつより、どぎゃんしてルビーがあたしの横で寝とると///?!」

「何でって、君が言ったんだろ?『ルビーも一緒に寝るったい』って」


そう言えばそんな事を寝る前に寝ぼけて言ったような気がする。


思い出すと一気に体中が熱くなった。


「うぅっすまんち///」

「別に気にしてないよ。君の可愛い寝顔を見れた事だしさ」


サラッと、とんでも無い発言をするルビーに、サファイアは更に体が熱くなるのを感じた。

「ルルルル、ルビー////なんば言いよると!?」


「ホントの事だよ。キスしたくなっちゃうくらいにね」

爆弾発言を連発するルビーに、サファイアは顔を真っ赤にするしかなかった。


だからさ、と更に笑顔で続けるルビーに、サファイアはどうする事も出来ない。


「今。してもいいよね?」

「な///はっ恥ずかしいったい!!」


笑顔で詰め寄るルビーに、後退りをするサファイア。
背中に圧迫感を感じ、そこが壁だと知る。

必死に抵抗するも虚しく、ルビーによって抑えられてしまった。

そしてそのまま、サファイアの唇はルビーのソレで塞がれた。


その笑顔が怖かった


(うん。美味しいかったよ、サファイア)

(・・・ルビーのバカ)



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The best Positionの小野 葵さんから相互記念小説を頂きました^^

サファイアに対して攻め攻めなルビーと初なサファイア。
ニヤニヤしますねー。
可愛いです´`*

小野さんありがとうございました(^人^)


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