俺の背にあるもの



失うつもりで
門を潜る訳じゃねぇ

失わずして
還って来れる事もねぇ

それでも歩みは止まらねぇ
それでも思いは留まらねぇ

冷めた目も感情も感傷も
熱い想いも同情も同調も
その時は全て未来のため
受けて背負って先へ進む

いつ終わりは来るのだろう
いつ果たしてやれるのだろう

悪夢の様な光景も
穏やかな日常も
それら全てが現実で
時は絶えず流れる

背負ったのは重みじゃねぇ
背負ったのは想いなのだと

俺には無かった想いが
俺の力に変わっていく
数多の想いが指し示す
そこへと俺は顔を上げる

背負った想いを力に
駆けて跳んで切り拓く

悲しむより悔やむよりも
共に……



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