「答えろFirst name。お前は一体僕とパーキンソンのどちらが好きなんだ!」



目の前でいきなり怒り出した彼、ドラコ・マルフォイはかなりの嫉妬深さで有名です。



「私はドラコが一番好きだよ?」


にっこり笑ってそう返す私。けどパンジーやクラッブ、ゴイルにベタベタ甘えるのも止められない。


「お前はいつもそう言って僕のそばから離れる。」


今まで強気だった顔が、一瞬寂しそうな顔をする。そしてまた眉を寄せてこちらを睨んだ。彼もまた私と同じで寂しがり屋さんなだけなのです。



「私はドラコが離れないでって言えばずっと傍にいるよ?」


プライドの高い彼がそんな事サラリと言える筈もない事を知ってるのにわざと問いかけるのは、きっと私が寂しがり屋さんだからだ。言葉も一緒じゃなきゃ安心出来ないの。


「言わなくても伝わってるだろ」


後ろから抱き締めてくれる彼の腕をすり抜けて少し離れると、案の定彼はムスッと怒った顔をした。


「言ってくれなきゃ分かんないよ」

「ずっと僕の傍に居ろ。」


青白い肌がほんのり赤く染まり、“これで満足か?”と言われてしまえば、私の心は決まっているでしょう?





(無理な話だ。)

(ケチ)

(だってお前は僕と一緒に死ぬんだから、お前が先に死ぬわけがないだろう?)

(あら、素敵な未来予想図)





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