「ハンギョンヒョーン」
誰かが走ってくる音がして
ハンギョンが振り向くと
ドンヘが笑顔で立っていた
「はい、なんですか?ドンヘ」
「うぉあいに!」
それはそれは可愛らしい笑顔で
ドンヘが言うから
ハンギョンの胸は高鳴った
「ドンヘ……」
目をウルウルさせ、歓喜に震え
動かないハンギョンの前から
ドンヘは知らないうちに
いなくなっていた
それは次の日だった
「ソンミンヒョーン」
キッチンに1人で立つ
ソンミンの元へドンヘは近付く
「ドンヘ、何か用事?」
「へへ……うぉあいに!」
「!?!?」
ガタンとテーブルが鳴るほど
ハンギョンは動揺した
「……ハンギョンヒョン、自意識過剰だよ。あのドンヘヒョンがヒョンにだけ言う訳ないじゃん」
昨日のハンギョンの姿を見ていたリョウクは、僕も言われたし、と呟き、固まっているハンギョンをスルーしてリビングから出ていった。
***
ハンギョン→ドンヘ
ドンヘは皆が大好き
ドンヘってやたらうぉあいにって
言いませんか?…違うか←
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