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▼ぺご長編完結のあとがき2018/03/14

無事にぺご長編完結できましたー!ワッショーイ!

ゲームが発売されて2ヶ月?3ヶ月くらい後にはガッとサイトと話を公開してランキングさんにお世話になるという、マジで熱に浮かされたやつの勢いでしたが、本当に完結させられてよかった……

途中でバックレとか私ならやると思っていたので毎週の更新を約束事としてほぼほぼ律儀に守れていたの、マジで褒めるしかないな、自分を。

さて、ぺご本編はまあまあ巷で言われているようにやけに竜司の損な役回りとか、怪盗行為の是非とか、明智の回収のしかたとか、もろもろ語られている通りの感想を私も持っているのですが、やはりぺごがいいな、と思うのはヤルダバオトの主張が、現代に生きる人を正確に描写しているところですね。
詳しくはプレイして確認して欲しいんですけど、あの主張が自分に刺さる刺さる。
ああいう痛いところをぶっすりと刺してくるところがあとらすさんだなーとしみじみ。
もうそれまでのストーリーで、ん?となったところなんてそれでチャラにできるな、と個人的に思います。
あとは最後の主人公の最強ペルソナの降誕の仕方ね。あれはしびれる。

えーっとぺご長編でのコンセプトとまではいかないものの、気を付けたのは、

1、竜司のフォローを心がける
2、モルガナに対してもちゃんと怒る

のふたつですね。

本編では竜司がやらかし要員として、ストーリーを進めさせるために貧乏くじをよくもまあ引かされているのが嫌だったので、夢主にも呆れながらもコイツのこういうところがいいところなんだよな、と割りと言わせたり思わせたりしました。
とくに明智とつるんでるとこでね、ハッキリ言わせてみました。明智くんからしてみれば、ハア?って感じでしょうけれど笑

あとはモルガナですね。
最終的になくてはならないキャラであることは明かされるので、それまでの、夏から10月までのところできっちりモルガナも悪いところがあるでしょ、と言ったつもりです。
海の話と、夢主の一時離脱のときね。あそこで言わせたつもり。

伝わってなかったら私の力不足だな!!悲しい!!日々これ精進なり!!!

モルガナと竜司でぶつかり合うのは仕方ないとしてだな、どっちもどっちなのでは?とマジレスしたかった。できてないと思うけど。
あと春ちゃんの正体がわかったあとの学校でのやりとりね。
もちろん狙ってああいう台詞回しなんだろうけど、マジでカチンとくるからほんと私人間やめろだし、あとらすさん上手いなあ!!って感じ。

ということで、長編でなんとなーく軸にしたかったのはこのふたつですね。
あらためて。

で、次、夢主ちゃんだけど。
パーティメンバー全員が、他人からつけられたレッテルに苦しみ、ペルソナ覚醒(=怒り)でそれを乗り越える形をとっているのですが、夢主の場合は、すすんで自分が望むレッテルをつけられにいった子です。
鴨志田のときは、望んだレッテルじゃなかったので怒って覚醒です。わりと短気。

うまく設定をいかしきれなかったなあ、と反省してますが、学級委員になったのも、真面目な生徒のフリをしたのも、自分から望んだ部分があったのです。
もちろん、親や先生からの望みもあったでしょうが、夢主ははみだしたときの不利益を考えて、あえてその通りになることを選んだ子です。
だけど、それも嫌になったりします。
夢主は完璧ではありませんから。

実のところ、親も先生もバカにして、自分は本当はこんなんじゃないんだ、と思うことで、自分よりも強い、倒せない相手を出し抜いた気になっています。

けれど、本当は自由になりたいんです。
すすんで得たレッテルだけど、本当の望みじゃないんです。
本当の望みは、怪盗団のメンバーたちのように、自由に生きたいんです。
理不尽に我慢なんてすることなく、今の、素直な自分の気持ちに従い生きたいんです。
つまり、だんだん面倒臭くなって、嫌になっちゃったんです。いい子でいるのが 笑
メリットとデメリットを比べで段々デメリットに天秤が傾いちゃったんですね。

そんなこんなでそのレッテルを捨て去りたい気持ちは自覚したんですが、自分で選んだものをさっさと捨て去れる潔さは持ち合わせていなかったのと、やはり自分をありのままにさらけ出すのは気恥ずかしく、人の目が気になる部分があり、そういった理由から自分の本当の望みをちょっとだけ見ないフリの状態で、連載は始まります。

まああとのことは長編の通り。
来栖と杏、竜司にモルガナと出会い、隠していた自分を知った彼らと出会って、段々と自分が変わっていきます。
多くの人と出会って悩んで、答えを出します。
そんで最後に、怪盗としての格好から人の目から隠れるようなフードが消えて、現実世界でもばっさりと髪の毛を切って、過去の自分と決別して新しい自分に変わってエンドってカンジです。

っていう解説がないとアレなのはホント、自分の力不足をガッツリ自覚しますね。
ぶっちゃけ、夢主がぐだぐだと悩んでいたのにもどかしさを感じた方もいらっしゃったかもしれませんが、本当にお付き合いしてくださってありがとうございます。
我ながらはっきりしねえなあとか、もっと葛藤は短くていいのかもしれない、と思いつつやってました。

あと夢主が妙に明智さんに執着していたのは自分の趣味です。
明智くんがフェードアウトしてからの扱い!!!!!ってなったので、彼女にはちゃんと覚えておいてもらおうと画策した結果です。自己満!!!楽しい!!!

は〜なんにせよホント完結できてよかった〜
次なに書こうかな〜

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