2019/08/11 21:06

ほんとスタンピード、アツイですねっ!
色々なキャラクターが勢ぞろいでやっほうとなりながらウソップに泣かされながらバギーに笑わせられながら…最後のエースに泣きそうに…やりよるスタンピード、終わったあとは面白い!の一択でした(^^)
GOLDも大好きでしたが、スタンピードも好きです。もっかい見て色んなキャラクター探したい。
と書きなぐったあとの妄想。
↓↓
私が勝手に想像したデルタ島に行くまえのはなし。完全妄想なので捏造込みです。←
読んだあとの批判は受け付けませんっ!








「──“親愛なる海賊ご一同”、」

「ん?なにそれ。」

「なんだそれナミ。」


ナミが広げた手紙の冒頭の言葉にシオンはサンジから受け取り飲んでいたドリンクから口を離す。
ルフィはシオンの隣でおやつをボリボリ食べ進める。
声をかけるとナミは眉間に皺を寄せて紙をひらりと振った。


「私も分かんないわよ。手紙よ手紙。」

「ふーん。」

「へー。」

「興味ないなら声をかけるなっ!あんた達はそろいもそろって!!」


ずずっとドリンクを再び吸い笑うシオン、ごろりと寝転がるルフィを見てナミは目を吊り上げる。
その様子を見てロビンはくすくす微笑みながら「ナミ、続きはあるの?」と声をかけた。
ナミはロビンの言葉に紙に視線を戻した。


「“敵船・同盟、入り乱れ──酒を酌み交わすのもまた一興。来るもの拒まず去るもの追わず、この世界一の大宴”…、」


そこまで読むとナミは言葉を止めた。
それに視線をあげる。
ナミは「あー…、」と唸りながらも続ける。


「“大宴、『海賊万博』に是非参加されたし。ブエナ・フェスタ。”」


その内容にルフィはがばっと起き上がり離れていた所にいたウソップとチョッパーが駆け寄ってくる。


「“海賊万博”っ!?」とルフィ。

「なんだそれおもしろそーだな!」とウソップ。

「万博ってなんだ?」とチョッパー。

「祭りだろ祭り。」とサンジ。

「つまり酒が飲み放題って事か。」とゾロ。

「っていう事はデザートも食べ放題?」とシオン。

「ヨホホホ!祭りですか、私もぜひ参加したいですねェ。」とブルック。

「祭りたァ血が騒ぐな!」とフランキー。


好き好きな事を言いたい放題な一味にロビンは微笑む。
呆れた様子を見せるナミは手紙の下の方へ視線を落とした。


「“なお──、今回は余興として“海賊王ゴールド・ロジャー”にまつわるお宝探しをご用意しております。”…ですって!お宝探し…!ふふ、ふふふ!」


最初の方は面倒くさそうな顔をしていたナミが後半になるにつれにやにやが止まらなくなってきていた。
お宝に反応したナミとは逆にルフィは“ゴールド・ロジャー”という単語に飛び跳ねた。


「ゴールド・ロジャーのお宝なのかっ!?」

「わー、すごいね!」

「ナミ!万博行こう!海賊万博!!」


うひょー!と飛び跳ねながらナミに言うルフィ。
しかしナミはため息を吐いた。


「ばかね、たとえ行きたかったとしても“行き方”が書いてないのよ!」

「「「なにーっ!?」」」


何でだよ!と怒るルフィだが「書いてないんだからしょうがないでしょ!」と怒鳴り返す。
確かに行き方がないのならば仕方がない。
諦めるしかないだろうとシオンも息を吐く。
とその時鳥がくるくると船の上空を回っていることに気づく。
上を見ているシオンに気づきルフィもつられて上を向く。


「シオンなに見てんだ?」

「鳥さんが──、あ。」

「ん?」


シオンのあ、という呟きに全員が視線を上げた。
それと同時、鳥は小さな包みを落とす。
重力に従って落ちてきたその包みをシオンはキャッチする。
それを見届けて鳥はもう一度船の上で回り去っていく。
シオンは鳥に手を振る。


「どこの鳥さんなんだろうね。」

「ニュース・クーでもないようだし…。」


ロビンも不思議そうに鳥を見送る。
鳥に気を取られているとルフィが詰め寄ってくる。


「シオンっ!なにが入ってんだ!?」


シオンは空から包みに視線を戻す。
そして包みを開く。


「んー、なんだろ。」


包みを横にし、中身を出す。
ころんと彼女の手に落ちたものを見て一味は目を丸くさせた。


「“デルタ島”」

「…エターナルポースね。」

「海賊万博のエターナルポースだ!そうだろ!?」

「恐らく。」


ふふ、と微笑むロビンにルフィ達は満面の笑みである。


「よォーしっ!!ナミっ!!“デルタ島”に進路変更だーッ!!」

「よーし!行くわよ〜ッ!」


意外にもノリノリのナミにシオンは目を丸くさせる。
いつもなら勝手に進路を決めるな、となる所だが、と思うもゾロの言葉で納得する。


「宝目的だろ。」

「ああ、なるほど。」


ナミを見れば彼女の目はすでにベリーでいっぱいである。
それに笑っているとルフィがぴょんと側にやって来る。


「シオンっ!楽しみだな!!海賊万博っ!!」


正直、海賊万博など海賊の集まりでしかないであろう事から面倒くさそうな雰囲気満々であるが…とルフィを見る。
目をキラキラさせている彼の姿を見ているとこちらも何故だか楽しみに思えてしまう。
本当に彼の人を惹きつける力は偉大である。
ニカッと笑うルフィにシオンもとうとう笑みがこぼれる。


「ふふっ!本当ね!楽しみ!!」

「しししっ!」


笑い合う2人に全員が笑顔を見せる。







(よォーし!“デルタ島”の海賊万博に出発だーッ!!)
(((((おーッ!!!)))))






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