境界


誰かが言った。存在に境界線はないと。

どこからどこまでが私で、どこからどこまでがあなたか、本当はわからない。
ここからそこまでが私であり、ここからそこまでがあなたなのだ。
だからこそ影響しあい、同じ時間を過ごしたものは似てくるのだ。

そう、だからこそ自分が自分である証を作るのだ。
自分の特徴を、自分だけの物を作るのだ。

他の誰かと、判別してもらうために。

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