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バレンタインしないと出られない部屋〜呪パン主〜


2023とんちきバレンタインついったアンケでのその他ルートのさわりだけ呪パン主編



俺はお菓子も作れるパン屋さんだよ!『バレンタインしないと出られない部屋』という文字を見てさっそくテキパキと動きだすよ!よく分からないけど、材料があるからチョコのお菓子を作ればいいと理解したよ!

「甚爾くん何食べたい〜?」
「なんでもいい」
「も〜、それ一番困るヤツ〜〜!」

キャッキャウフフと和気藹々しながらお菓子作りスタート!





「よし!出来た〜!チョコタルト!」
「うまい」
「甚爾くん??」

ヒュゴッと一瞬で甚爾くんのお口へとタルトが消えたのだが??いや、うん。別にいいけど……。

「ま、まあ美味しかったならいっか!じゃあこれでこの不思議な部屋から脱出……」

『バレンタインの甘酸っぱさが足りません』

見上げると『バレンタインしないと出られない部屋』という文字が変わっていた。

「まさかのダメだし…だと……?」
「甘いのばっかだと飽きるからか?」

え?これってそう言う意味なの?と困惑しつつオランジェットを作ってみる。

「できた〜!」
「うまい」
「甚爾くん???」

ヒュゴッと一瞬で甚爾君のお口へとオランジェットが吸い込まれていったけどあれこれ再放送かな??

『それは強奪であってバレンタインではありません』


「ちょ、甚爾君!?このダメ出しを見るに脱出できない原因は甚爾くんみたいだよ!?」
「……?」
「キョトン顔しないで!」

そんなカワイイ顔してもダメだぞ甚爾くん!脱出にはバレンタインらしく甘酸っぱさが必要みたいだぞ甚爾くん!!……いや俺みたいなおじさん閉じ込めて甘酸っぱさ求めるこの部屋も大概だけど!

尚再放送を繰り返し、日付が変わってバレンタインが終わるまで脱出できない二人であった…。




実はこの部屋はメチャうまパンの独占を諦められないお偉いさんによる呪パン主の強制見合いトラップであった。本当は呪パン主は見知らぬ女の子(お偉いさんの縁者)と閉じ込められてバレンタインにかこつけて甘酸っぱい雰囲気を演出されるはずだったよ。
が、パパ黒ガード!バレンタイン終わるまで呪パン主を出さないようにがんばってチョコ食べてたという裏話。

誰にもやらん。





2023/02/15 18:36