Re


夜空様へ

メールでのご感想ありがとうございます!

お返事が遅くなっていまい申し訳ございません。

バトテニを読破してくださっただけでなく、丁寧なご感想までいただきとても嬉しいです!

小説に限らず文というのは書いた人の特徴が出るものですが自分では気づきにくい部分もあるので、こういう書き方をしたら上手く伝わるかな?とか、こういう表現では回りくどくて伝わらないかな?とか、いつも不安に思いながら執筆しているので読みやすかったと言っていただけで安心しました。

当サイトの主人公は跡部さんの妹という設定が基本になっているので、青学などの他の学校の生徒とは絡み辛い部分もありますが、主人公が所属する学校を氷帝学園ではなく立海に設定したのはまさしく赤也がいたからでした。

バトテニ1を書き始めた当時、私はテニプリのアニメをちらほら見ていただけで原作も読んでいないにわかファンでした。

その為、アニメに登場していた青学、不動峰、氷帝以外の学校は全く知らず、立海のメンバーの顔と名前も当時遊んでいたPS2のゲーム「最強チームを結成せよ」で知ったくらいでした。

このゲームは好きなキャラを選んで育ててテニスの大会で優勝するのが目的だったので、強いという理由からよく立海のメンバーを選んでいた為、各キャラの性格はだいたいわかっていました。

バトテニというジャンルがある事を知り私も書いてみたいと思ったのですが、誰が一番動かしやすいかなと考えた時に真っ先に頭に浮かんだのが赤也でした。

血の気が多そうで一番行動力がありそうだな、と思ったのが選んだ理由です…笑

それでよく知りもしない立海をメインに書き始めた訳ですが、今考えると物凄い恥知らずでした。

結果的に主人公が兄の跡部さんより赤也と一緒に行動する時間の方が多くなり、色々な場面で赤也が活躍する事になりました。

バトテニを書き始めた当初、正直に言うと私は跡部さんとリョーマ君以外、特にこれと言って気に入ったキャラはいなかったのですが……気づけばいつの間にか赤也の大ファンになっていました。

他の小説サイト様のバトテニを読んだ事がありますが、悲恋を含めヒロインとの恋愛をメインに書かれている方が多く、キャラ同士の掛け合いや先輩後輩の関係について深く掘り下げた作品はなかったので、当サイトのバトテニでは一貫して「友情」をテーマに書いていく事にしました。

単純に私が恋愛重視の少女漫画より友情・努力・勝利の少年漫画の方が好きだったからなんですが…笑

結果的にたくさんの方に読んでいただけて良かったと思います。

バトテニ2では1で書き切れなかったエピソードや1では敵側に回っていた千石さんなどのキャラクターを描きたいと思い、人気が高かった跡部さんと赤也を含め、幸村君と千石さんのシナリオを執筆しました。

当初は全てのシナリオでタッグ制の共通ルールにしようと思っていたのですが、幸村編で全学校・全生徒によるバトルロワイアルを書いたら燃え尽きて満足してしまいまして…。

マンネリ化を防ぎたかったのもあり、バトテニ2の赤也編と跡部編では少し違うルールでサバイバルゲームを行う事にしました。

…なんて話が少しズレてしまいましたが、幸村編ラストの跡部・赤也ペアの自害に関しましては夜空様のお考えの通り、「後悔」というのが一番大きな理由だと思い、あのような展開になりました。

あとがきでも少し触れていますが、元々幸村編のラスボスは比嘉中のペアにする予定でした。

最終的に生き残るのも四人一組に変更した主人公・幸村ペアと真田・柳ペアで、跡部・赤也ペアと手塚・リョーマペアは仲間を守る為に比嘉中ペアと相討ちになって退場する……というのが幸村編の最初のエンディングでした。

ただ私自身、沖縄の方言がさっぱりわからなかった事もあり、比嘉中ペアが始終無言でその強さや恐怖を小説では表現しにくかったので、クライマックス間近で手塚・リョーマペアをラスボスに変更しました。

バトテニ1が完結した後、比嘉中と四天宝寺中を参加させて欲しいというリクエストが多かったので幸村編では全校参加させましたが、前述の通り私はにわかファンで全く知識がなかった上に、前述のゲームには2校は登場しなかった為、原作漫画のキャラクター紹介ブックのような「テニスの王子様40.5」で得た知識だけで執筆しましたので、2校のキャラクターは性格や立場が曖昧でよくわからず、なるべくセリフの数を削る事で対応していました。

よってラスボスなのに全く喋らないという機械的な比嘉中ペアと相討ちしても、跡部さん達が浮かばれないと思い、よりドラマチックな展開になるよう手塚・リョーマペアの裏切りと策略にはまり自分の手で大切な妹(親友)を傷つけてしまうというあの展開に至りました。

女子だったら「ごめんね」で和解して終わる事でも、男子にはプライドがあるので相手が許しても自分が許せない事もあるかなと思い、批判覚悟で自らの退場という結末を選びました。

なので二人が自害した理由は「後悔」と「プライド」というのが大きな理由ではないかと私は思っております。

現在コロナの影響もあり思うように筆が進まない日々を過ごしておりますが、連載中の作品が完結するまでは何があっても書き続けるつもりですので、また気が向いた時にでもちらりと目を通してくださればと思います。

改めまして丁寧なご感想本当にありがとうございました!

no Back next
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -