君の道しるべになるよ。君の罪を償うよ。君を失った悲しみを背負うよ。君を葬った憎しみを飲み込んで、僕は行くよ 宇宙の果てでたった一人にされても僕はさみしくないけど、そこにきみがいてくれたら、きっと僕はうれしいよ 同じ墓で眠ろう、誰にも邪魔されないところにいこう。そこを天国と名付けよう もし明日世界が終わるとしても君はなにも変わらないだろうし、そんな君を僕は変わらず愛すんだろう たとえ同じ思い出を共有したとして、僕たちは分かり合うことができなかったよ きみが気づかないどこか遠くで、そっと溶けてなくなれたら最高 永遠を当然と思っていた僕と、いつか終わると信じていたきみは、きっと同じ所へはいけないね 死に行く私を証明してくれるものはもう何もない。君の脳みそにこびり付いたあと以外には 頭でよりも先に心臓がその愛に気付くのだ。いつだってあなたと私はそうだった あなたが通った死の道をいずれ私も知ることになる。そうやって私たちはいつも互いを比べていた 君が笑うだけでいいなんてまるで馬鹿みたいだね。それでも、それは少しだけ幸せだったのだ。 君は神さまと同じ翼でどこまでもゆくことが出来るのに、いつも僕にどこかに行かれてしまうことを恐れているようにも見えた 彼が最後に見たものと、彼が最後に好きだった人とどっちが知りたい? 彼が見に行ったものはいわゆる世界の果てで、私がそこにたどり着くまでにはあといくつかの時が必要なわけだけれども 中途半端に子供と大人を生きていて、だからこそ僕たちはまだ子供だった 生きろと言われればどうかなと肩を竦め、死ねと言われれば絶対に生きてやると言い張った 手を伸ばして素直に求めることが出来ていたところで、たぶん俺たちのなぞる運命に変わりなどなかったのだろう 行かないでくれと。君を忘れてまで君を引き止められるほどにこの恋は運命なんてかわいいことをしていない 冷たい銃口が僕の心臓に突きつけられた。それなのに僕は、君と手を繋ぎあっている時の方が、ずっと心臓が痛かった あなたの死体の傍で踏み消した煙草から白い煙が立ち上っている。集めてその肢体に染みこませても、あなたは、生き返らないんだろうな |