タイトル未定<br /> | ナノ









優しさの核心をつく言葉にきみは答えてくれない

心が軋むような音を聞いた気がしたので

どうしてか二人でならできるような気がしていた

こすってもこすっても落ちやしない

未決着議論は次回に持ち越し

未来あるあなたのためのヒーロー講座

ぼくの死体は返事をしない

明日、しあわせな朝を迎えるために

いつかバランスを失う世界

きれいごとで作られた少年

感謝には相応のキスを

生き続けることを続けていくうちは

明日さみしくならないためになら僕はどんなことでもするよ

驚くかもしれないけれどたぶん、あなたは私の幸せそのものだった

何が正しいかなんて気にも留めないくせに

暗くふかい海の中の密室

浮上する肋骨への口づけ

どうせいつかは死ぬ予定、でしたので

憎悪を吐きつけた翼は重みに耐えられなかった

この囲いの外にはおそろしいけものがいて、そいつは今も舌なめずりしながら僕の味を妄想しているのです