優しさの核心をつく言葉にきみは答えてくれない 心が軋むような音を聞いた気がしたので どうしてか二人でならできるような気がしていた こすってもこすっても落ちやしない 未決着議論は次回に持ち越し 未来あるあなたのためのヒーロー講座 ぼくの死体は返事をしない 明日、しあわせな朝を迎えるために いつかバランスを失う世界 きれいごとで作られた少年 感謝には相応のキスを 生き続けることを続けていくうちは 明日さみしくならないためになら僕はどんなことでもするよ 驚くかもしれないけれどたぶん、あなたは私の幸せそのものだった 何が正しいかなんて気にも留めないくせに 暗くふかい海の中の密室 浮上する肋骨への口づけ どうせいつかは死ぬ予定、でしたので 憎悪を吐きつけた翼は重みに耐えられなかった この囲いの外にはおそろしいけものがいて、そいつは今も舌なめずりしながら僕の味を妄想しているのです |