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お礼小説
青黄「today is happy day !!」
今日ほど不幸な日はないだろう。
朝、歩いていると黒猫が前を横切った。
…だけならまだ良かったが、その後よそ見をしてたせいか車に引かれそうになった。
他にも授業中分からない問題に限って当て
られたり、弁当のおかずが嫌いなものばかりだったり…
こうした地味な不幸はよく重なるもので…
今も半ば強引に押し付けられた掃除当番をしている。
「せめて青峰っちがいたらな…」
こんなことを考えていたからか、人の気配に気づくのが遅れた。
「俺がどうしたって?」
「青峰っち!?どうして…」
突然の登場に慌てている俺と反対に青峰っちはだるそうな声で
「黄瀬がおせーから迎えに来たんだよ。手伝ってやるからとっとと帰んぞ」
「でも…迷惑かかるしいいっスよ」
「迷惑じゃねーよ。俺がおめーと帰りたいから手伝うって言ってんだ。ほら、ほうきよこせ」
そう言って俺からほうきを奪い掃除を始めた。
…前言撤回。
今日ほど幸せな日はないだろう。
よろしければ