俺の彼女は…

『俺の彼女は…』
登場人物 ♀1 ♂1


・拓真(たくま)台詞数16 男子高生。幸せ絶頂!…のはずが…?

・綾乃(あやの)台詞数10
 拓真の彼女。拓真を好きすぎてちょっと…。

総台詞数26
M…心の声






タイトル
拓真01『俺の彼女は…』


拓真M:02『俺の名前は橘拓真(たちばな たくま)。ごくごく普通の男子高生。俺には彼女がいる。柚木綾乃(ゆずき あやの)。
おさななじみで、とっても可愛くて料理も上手くて俺にはもったいないくらいの女の子だ…でも』

綾乃03「たっくんっ、あーんっ」

拓真04「ん。もぐもぐ…ん、美味しいよ(にこっ)」

拓真M:05『俺は今、昼御飯に綾乃の手料理弁当を満喫中。にっこり笑って食べさせてくれた弁当に俺も笑顔で返す。
普通、ここで「良かったぁ」なんて笑ってくれそうなもんなんだけど…』

綾乃06「…うそ…(ぽつり)」

拓真07「え?」

 綾乃、泣くように

綾乃08「嘘だよ!だってちょっと塩の配分間違えちゃってしょっぱいかなって思ってたもん!
そんな適当なこと言うなんてたっくんは綾のことなんか嫌いなんだ!」

拓真M:09『えええええ!?』

拓真10「そ、そんなことないよ!ほんとに美味しかったって!それに綾のことは好きだよ、愛してる!」

綾乃11「…ほんと…?良かったぁ…!」

拓真M:12『…ほっ、良かった…』

その時、拓真の携帯が着信を告げる

拓真13「ん?ごめん、綾、ちょっと」

綾乃14「うん、いいよ」
(笑って)

拓真M:15『…母さんか、あとでかけ直そう』

綾乃16「……誰?」

携帯を確認してしまうと、綾乃がうつむきながら静かに問う

拓真17「え?母さんだよ」

綾乃18「…じゃあなんで今出ないの…?」

拓真19「え、後でかけなおすし…重要ならまたかかって…」

綾乃20「嘘だ!綾の前じゃ出られないような人なんでしょ!他に好きな人が出来たんだ!
…ひどい…たっくんは綾のもの…誰にも渡さないんだから…(ひどい…から狂気含め)」

ゆっくり立ち上がる綾乃。
拓真が後退りしながら落ち着かせようとするが…

拓真21「ちょ、綾乃!?わ、分かった!今、かけなおすから!」

綾乃22「うふふふふ、たっくんは…ずーっと綾と一緒なんだよ…その体に思い知らせてあ・げ・る…!」

拓真23「え、ちょっ…!綾乃!?綾乃さぁあああん!?」

【間】

拓真M:24『俺の彼女は可愛くて素晴らしいけど……とっても複雑なんです……二人きりの時に電話に出たら出たで怒る時もあるんだよなぁ…』
(弱ったように)

綾乃:25「たっくんにはもーっと綾のことを知ってもらわないと、ね…?」

拓真:26「え…?」


END


   ※綾乃はいわゆるヤンデレです





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