久しぶりに恋人と対面した。匂いも身体の抱き心地も全てが懐かしく感じる。
歯がガチガチと当たるような強いキスをする。舌が絡み合って、強く吸い付く。
二人は起用に互いの服を脱がしながらベッドへ向かう。
ギシリと二人の重みでベッドが軋む。互いの身体にキスマークを付ける。
最後に付けた赤い印はすでに消え、また同じ場所にまた同じ印を刻む。

「っあ、ぁ…」

もっともっと近くに感じたい。離れていた分、もっともっと深い愛が欲しい。
溺れるぐらい、深い深い愛を。

「シズちゃん…シズちゃん…」

「ひ、ぁ!あ…いざや、いざやぁ…っ」

まるで吸血鬼のように喉元に噛みついて強く吸い付ける。
ぐちゃぐちゃと水音が鳴り響く。臨也の細い指が静雄の中を押し広げる。
ローションを使おうなどとは思わなかった。今の二人を隔てるものは必要ない。
ある程度解した後は、ぬるりと臨也の下が静雄の中へ侵入する。
久々の感覚に静雄の身体はぶるりと震えた。
チカチカの目の前で火花が散る。彼が触れている処が全て熱をもつ。
熱くて熱くて火傷してしまいそう。

「シズちゃん、いれるよ?いい?」

「ん…いいから、早く、こい…!臨也のでいっぱいにしてくれよ…っ」

「…会わない間に随分やらしい誘い方をするようになったねシズちゃん…」

「だって、だって…早く欲しいから、ぁ…んんッ」

ぬちぬちと入るか入らないかの瀬戸際で臨也は静雄を焦らす。
本当は今すぐ中に入ってメチャクチャにしてやりたい。
だけどそれはまだだ。

「い、っいざやぁ…!早く、早く…!!」

「焦らないでよ。まだ時間はあるんだし、…ちょ、シズちゃ…!」

静雄は臨也の腕を掴むとそのまま起き上がり臨也の上へのしかかった。
そのまま臨也のペニスを掴むと自分の中へ押し込んだ。
騎乗位をしている形になるので、静雄は臨也が起き上がらないように腕で彼の身体を押し付け、自分は彼の上で腰を振る。
ぱちゅんぱちゅんと激しく音が鳴る。
だらしなく唾液が零れ落ちる。ビュクビュクと軽く静雄は達しながら喘ぐ。
臨也も保っていた理性が爆発したのか、静雄の腰を掴み腰を打ち付ける。
互いが互いの名を呼び、愛を確かめ合う。

「シズちゃ、シズちゃん…ッ!」

「いざや、いざ…ぁああッ、…!!」

中に精子を注がれる感覚に静雄も薄くなった精液を出し達する。
それでもまだ足りないのか、臨也は達しながらまた腰を打ち付けた。
頭が真っ白になる感覚の中、静雄は必死にシーツを掴み快楽に身を任せる。

「ひ、っあ、あ、ぁん、あ…」

「ふ、…ん……ッ」

「ひぐ、う、うぁっあああ…ッ…」

もっともっと、とせがむ。このままずっと繋がっていたいから。

「もっと…、もっと…ッ!」

ぎゅっと抱き締め合う。出来ることなら溶け合う事ができたらいいのに。
ねぇ、心まで繋がれたらいいのにね。



そうしたら、もう寂しい想いをしなくてもいいでしょう?

―――――
逢坂ゆつは様、リクエストありがとうございました!!

短いですがガッツリ書けた…と、思います…!
難しくはなかったですが、完成が遅くなってしまい申し訳ありません><

リクエストありがとうございました!!




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