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Clap




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お礼にコナン長編のssです。

※名前変換なし
原作前
何故か冬の話


「なあウォッカ、聞きたいんだけど」

「なんだ?」

最近のスティンガーが俺に絡む時は殆ど八つ当たりしたい時で俺にはろくなことがない。
それでもこいつがガキの頃から面倒を見てるせいか、つい相手をしてしまう。

「なんで俺のコードネームってスティンガーなわけ?」

「は?」

「だって酒の名前じゃねえじゃん。カクテルじゃん。」

「そういやあ、そうだな」

「"そういやあ"じゃねえよ。そんなんでよく幹部やってられるよな。」

「………」

昔はまだ子供らしく可愛かったスティンガーも今ではただの生意気なガキだ。


「はあ、そんなに苛立つな」

「だって寒いんだよ!なあ、あと何分で出てくんだよ!」

よく分からないモコモコとした帽子に耳あて、手袋にマフラーまで装備して銃を構えるスティンガーはかなりの寒がりだから苛立ちも最高潮だ。

「お前こそそんなんで大丈夫なのか?スナイパーって言うのはなあ集中力と気力が大事なんじゃねえのか?全く、カルバトスの奴はどういう教育してんだ?」

今日は珍しくスティンガーの仕事に同行することになったが普段はカルバトスが付いている。カルバトスがこいつが一人でやっても問題無くなるまでずっとこの相手をするつもりなのかと思うとある意味尊敬する。

「しっかり教育されてるに決まってんだろ。ウォッカにしか当たらねえんだから」

「はあ!?なんだそっ……!」

「はい。お仕事終了!早く帰ろうぜ、寒い」

「…ああ」

「な、カルバトスはちゃんと教育してるだろ?」

656ヤードか…

「技術だけはな」

「はあ?なんだよそれ。ウォッカの癖に」

「癖にってなんだ!?」

「そのままの意味しかねえだろ。」



本人は気に入らないようだが、このしゃべり口は正に名前の通りだ。




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