0419(140SS)


「君、うるさいよ」煩い物には蓋、ということなのだろうか。僕のくちびるは彼のくちびるで以って突然に、そしてしっかりと塞がれた。それはほんの数秒間のことであったが、僕に驚きを齎し、そして僕のハートを攫っていくには十二分な口付けであった。ずるいなあ、と笑うと、彼は不思議そうにしていた。

貴方はwaihonmaruの2人で『ちょっと黙って』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://shindanmaker.com/375517

歌仙兼定は静かに過ごしたいvsのんびりおしゃべりしていたいあおえさん キッスで黙らせるというシチュエーションが好き



0417(140SS)


「お前は寂しくないのか」彼はそう言った。寂しいにきまっている。君に会えなくなるなんて。心はそう叫んだが、その言葉が唇を震わすことはなかった。伝えられなかった思いは死に、君と出会ってから僕は、たくさんの死んだ思いを抱えている。それはとても重く、くるしい。信条なんて棄ててしまえ、と恋心は泣いた。

貴方はwaihonmaruのしょくへしくんで『寂しいなんて言えない』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://shindanmaker.com/375517

格好良く生きたいよね!(信条)が邪魔をして寂しいアッピルも出来ないみっただくんが性癖



0416(140SS)


「ひどい雨だね」「そうだな」今ここに存在しているのは、ザアザアと響く雨の音、溜息をつく彼と僕。それ以外には何もない。それがまるで、世界に2人だけになってしまったようで、「早くやむといいね」なんて思ってもいないことを口にしながら、このまま時が止まってしまえばいいのに、と思った。


貴方はwaihonmaruの2人で『時間よ止まれ』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://shindanmaker.com/375517

手合わせ終わりに突然の雨に降られてそのまま雨宿りをするはめになった燭台きりくんとはせべくん



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