猛暑日に猫と昼寝












「おいしかったにきまってるじゃないか」
そんなつまらない、当然なことを聞いちゃうような
いたって普通の人間だったから、君は食べられてそれでおしまいなんだ。
だからこそ××だったんだろうけども、嗚呼もう、腹が減る!


*

生暖かい猫の体温でちょっと昔を思い出したような、そうでもないような。
生暖かさがあの日ひとつになった(物理)あの子の体温にそっくり。
なんか暑いなぁ。なんか懐かしい夢見たなぁ。
なんか微妙な気持ちだなぁ。
あーお前らが暑苦しいからだからな、覚えておけよ。

あーあーあーあー
もうあの子の味には出会えないなんてなんて悲しいんだろうか。
人が一人しかいないのはこれだから嫌なんだ。
同じ人がもっといれば何度だって何度だって。
大体そんな感じの夏の一こま。
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