fun ピーター


最近ずっと退屈だった私に、楽しみが出来た。そう、ピーターいじり。

ピーター・ペティグリューというと悪戯仕掛け人の中でも何故かぱっとしていなくて、シリウスコンチクショーの後ろにいつもひっついている小柄で小心者な男の子だ。
彼は私に気があるらい。(ほとんど会話をしたことがなかったから本当に不思議な話だけど)


今日も朝食の席でピーターを見つけるなり「やぁかわいいピーター」と挨拶するとピーターは何時もの如く頬をピンクに染めていた。この反応がかわいくてついちょっかいをかけてしまうのだが、今日はいつもと様子が違うようだった。
何故だかジェームズとシリウス(+リリー)が少し怒っている。
「どうしたの?」と呑気に声をかけると、シリウスが待っていましたと言わんばかりに「どうしたのじゃねーよ!」と噛み付いてきた。
どうやらシリウス曰く、ピーターが私の行為を真に受けて私に告白しようとしているらしい。
リリーまでも「最近のあなたジェームズそっくりよ!」なんて怒りながら言うものだから、顔面パンチを喰らったような大打撃だった。
「純真な男心を弄ぶなんて最低な行為だね!ピーターが僕のように打たれ強いとでも思っているのかい?それに第一君は…」とジェームズの長ったらしい説教タイムが始まり出す前に私は「え?」と声を上げた。


「なんで私がピーターを振る前提で話が進んでいるの?」

次はジェームズ達が「え?」と声を上げる番だった。






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