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ヘリオス「そういえばフラン、お前の誕生日っていつだ?」
フラン「毎日です」
ヘ「……お?」
フ「なぜならあたしは日々せいちょうし、新しい自分に生まれかわっているからです。というわけで毎日ケーキ食べさせてください」
ヘ「ラストの一言は言うと思った。
だけどお前、よく考えてみろ。毎日誕生日なんて迎えていたら、あっという間に婆さんになっちまうぞ」
フ「うはぁ! さすがにそれはちょっとイヤですね……」
ヘ「な? だから誕生日なんて年一回で丁度良いんだよ。ってことで、いつがいい?」
フ「今日!」
ヘ「食い意地はってるなお前!!」
* *
ヘ「――ほら」
フ「え……ケーキ? ですか?」
ヘ「だってお前、今日誕生日なんだろ」
フ「いえ、さっきのはほんのじょうだん、だったん、です、けど……。そもそもあたし、たんじょうびなんてないんですよ?」
ヘ「お前が今日って決めたんだから、お前の誕生日は今日だろ」
フ「ヘリオスさん……」
ヘ「急だったからちょっとケーキがやっつけになっちまったな。来年はもっといいの用意するから、今年はこれで勘弁してくれ」
フ「あ、あの……」
ヘ「なんだよ。早く食えよお前らしくも無い」
フ「ありがとうございます、ヘリオスさん」
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