小説 | ナノ

ハロウィン地獄変【vsラツィ】 


フラン「気をとりなおして! ラツィおにいちゃん、トリックオアトリート!!」

ラツィ「おや、ようこそフランさんにラザさん。丁度焼き上がった処ですので、そちらにお掛け下さい。どうぞ、お菓子です」

フ「……これは?(警戒)」

ラ「南瓜のパイです。此方の紅茶と合わせてお楽しみ下さい」

フ「いっ、いただきまーす……」

ラザ「(いい匂い……)」

フ「……!」

ラ「えーと、其のパイは僕の手製なのですが……お口に合いませんでしたか?」

フ「ううん、そんなことないよ! このこんがりしたキツネ色も、サクサクしたパイ生地とそれにつつまれたふんわりカボチャも、それらすべてのあじをちょうわし、ひきたててくれるあったかいお茶も、みんなみんなおいしいもん! ……でもね、なんで、なんでこのながれでいちばんマトモなのがラツィおにいちゃんなんだろうって思ってなんっかしゃくぜんとしないのぉぉぉぉぉ!!!」


[戻る]
×