サスダテ+いつものメンバー
チカちゃん視点(チカナリ表現あり)

※いつも以上に、ほんとに下品な表現ばかりです、注意!
 (ロー●ーとか、フェ●とか、出てきます……)





「えー、先日の学祭では、模擬店とフリマ出店により、予想外の利益を出すことができましたーっと。」

今回も相変わらず、サークル長として挨拶をしろと言われ、前回同様、挨拶を強要されている。
場所は、今回も慶次んち。
前の飲みで味をしめたのか、学祭の打ち上げは俺の部屋でしよう、と提案してきやがった。
まあ、真っ先に賛成したのが真田だってことは、言うまでもない。

「学祭の売り上げ分でぱーっと飲むぞー。つーことで、みんな酒持てー………よーし、持ったな?じゃあ、政宗と猿飛カンパーイ。」

カンパーイ!という慶次と真田の声。
名前を挙げられた2人に向かって、真田と慶次と元就、そして俺は、ビールの缶を突き出す。

「stop!stop!stop!なんで俺なんだよ!こないだ飲まされたばっかじゃねえか!」

「ちょっ、なんで俺も?!順番的に、今日は旦那か慶ちゃんでしょーが!」

2人から抗議の声が上がる。

「だってさー、俺たちが売ったの、ふっつーのホットドッグだよ?なのになんであれだけ利益が出たかって言ったら、イケメン政宗がいたからに決まってるじゃん、女の子いーっぱい買いに来てたし。」

ということだから、政宗カンパーイ!なの、と慶次が説明する。

「それに、フリマで売れていたのは、伊達と猿飛の私物だけだ。つまり、売り上げに貢献していたのは、伊達と猿飛になる。」

と、元就が付け足す。

「よーしじゃあ仕切りなおすぞー。2人に飲ませたもん勝ちだ、お前ら無理矢理でも飲ませろよッッ!カンパーイ!」

カンパーイ!と真田と慶次の声が、再び部屋に響く。
隣の元就は、貴様に「お前」呼ばわりされたことが気にいらぬ、つって、ふて腐れた。

「shit!次はぜってー飲まねえからなッ!」

そう言って、政宗はビールをぐーっと飲んだ。
どうやら、腹くくったらしい。
一方の猿飛は……、

「く、くっそー!俺はいいとして、政宗にいたずらしたら許さないから!絶対許さないから!」

と言って、政宗と同じように、缶に口をつける。

「今日も楽しみだねー!」

と慶次が騒ぐ。
それはいつも通りだからいいとして…、真田がいつも以上に落ち着きがないことが、若干気がかりだ。







「おーい…、佐助ー…」

慶次が猿飛の耳元で、小声で呼びかける。
呼びかけられても、ヤツはなんのリアクションも示さない。
どうやら、酔って眠っちまったらしい。

「おっけー!佐助寝たよ!」

慶次が嬉々として俺と真田に報告してくる。
ちなみに俺は前回の飲みから、対猿飛チームのポジションを取ってる。
猿飛、わりい。
あんな可愛い政宗見ちまったら、無理だわ、お前の味方。

「佐助寒いかもしれないから、おふとんかけてあげなきゃね!」

そう言って慶次は、もっこもこの掛け布団を、猿飛の頭をすっぽり覆うようにかけた。
慶次、猿飛の扱い雑すぎ。

「これで佐助が突然起きても、色々目撃されずにすみますね!」

…いつも以上に落ち着きのない真田が、目を輝かせて言った。
お前、政宗に何する気だよ。
食いもん持ち寄るときも、お前、今日レバニラ持って来てただろ?
いつもは甘味オンリーのくせに。

で、主役の政宗はというと、元就が寝ている俺の太ももとは逆の太ももを、枕にして眠っている。
「もうりのまねしたい、」とか言うもんだから、来いよって手招きすると、すげー嬉しそうな顔しやがって。
髪撫でてやったら、「ちかのて、でけー」とか言って気持ちよさそうにするもんだから、もうずーっと撫でっぱなし。
サラサラしてて、撫でてる俺も気持ちいいし(元就には叶わねえがな)。
政宗を独占しているせいか、さっきから刺すような視線を感じる。
まあついでだ、その目の主に、落ち着きねえ理由でも聞いてみっか。

「おい、真田ァ。お前今日おかしいぜ?落ち着きねえし、何か隠してんじゃねえだろうな?」

「そうそう!それ俺も思った!だってさ、幸村いつも、差し入れと財布と携帯しか持ってこないじゃん?なのに、今日かばん持って来てんの。おかしいと思ったんだよねー。」

慶次にずずず、と詰め寄られると、しどろもどろになる真田。
何隠してんだよ、真田のヤツ。
かばんにロー●ーとか入ってたら引くぜ?さすがに。

「ももももも元親殿、慶次殿、お、俺がこれから出すものを見ても、引かないで下され…。」

「「モノによる。」」

どうやら、慶次とは同じ意見らしい。
そうして、真田は恐る恐るカバンをたぐり寄せ、中からさらに、黄色いビニール袋を出した。
その中に入っていたのは、



「ね、ねこ耳カチューシャ………………」



慶次がぼそりと言った。
俺は、意外すぎて言葉が出なかった。
真田の震える手には、黒い色のねこ耳がついたカチューシャが握られている。
慶次がとたんに目を爛々とさせた。

「もー!幸村!グッジョブ!絶対似合うよ、政宗!」

ああ、やっぱ政宗につける前提だったんだな。

「おお!わかっていただけましたか慶次殿!勇気を出して買った甲斐があります!」

勇気の無駄遣いはやめろ。

「しかも黒い色ってのがまたいいよ!ぜーったい可愛くなっちゃうよ政宗!元親も思わない?!」

「あ、ああ…まあな。」

「よし!じゃあ早速つけよ!元親、政宗起こして!」

「おう……」

俺は政宗の身体を揺さぶる。

「おーい、政宗、起きろー。慶次が呼んでっぞ?」

んー、と眠い目をこするも、どうやら起きれない様子。

「ままま政宗殿、俺も起きてほしいです、お、起きてはくれませんか?」

それを言うのに、なぜ政宗の頬に手を当てる必要があるんだァ?真田。
すると、

「……さなだー?」

……政宗が起きました。
真田、大興奮です。

「政宗殿!お目覚めになられましたか!」

「うん、おきた」

目をぱちぱちさせてから、真田に目を合わせる政宗。
真田の頬がみるみる赤くなっていく。
きっと今ので、真田の破廉恥ゲージが許容量を越えたんだろうな。

政宗は身体を起こすと、そのまま真田にぎゅーと抱きついた。

「さなだあったけー」

「ままままままま政宗殿、あの、あのあのあのあのあの……………」

おいおいおいなんだよこの展開!
そんで、多分このままだと真田死ぬ。

「はいはーい、このままだと幸村死んじゃうから、政宗は俺のところに来ようねー。」

…慶次、お前、こうゆうときだけ空気抜群に読めるよな。
幸村から政宗の身体を剥がすと、慶次はぐりぐりと政宗を抱きしめて、

「政宗、寒かったの?俺の方がぜっーたいあったかいもんねー!」

と言いながらじゃれついている。

「あはッ、けーじあったけー!」

…政宗が楽しそうだから、俺は何も言わない。

「あ、あのね、政宗にね、幸村からプレゼントがあるの。」

「ぷれぜんとー?」

嬉しそうに、目じりを下げる政宗。

「うん、だからね、ちょーっとだけ、目ぇつぶっててほしいんだ、できる?」

「できる!」

そう言って、目をつぶった政宗に、そーっとねこ耳をつける慶次。
俺の隣では、真田がすごい勢いでレバーを食っている。

「よーしできた!政宗、目ぇ開けていいよ!」

ほら見て見て、と慶次は政宗に鏡を差し出す。

「んー?………あ、みみ!ねこ!」

ふさふさしてる、と言いながら、慶次ににこーと笑いかける政宗。
可愛い、可愛すぎる!元就にもつけてえ!

「幸村がね、政宗のために買ってきてくれたんだよ!」

「おれのためー?」

「そう、政宗のため。」

「…………さなだ、さんきゅー」

「………………………。」

「おい真田ァ、お前今エア鼻血出てんだろ。」

「…そのとおりです元親殿。レバーを食っているのに、もう眩暈がします。」

そりゃそうだろうな、ねこの耳つけて照れたような顔されちゃあ、エア鼻血も出るわ。
つうかだからレバー持って来てたのか、お前。

真田に気をとられている間、慶次は政宗に何か耳打ちしていた。
政宗と俺の秘密の作戦だよ、という慶次に対して、政宗はふふ、と肩を揺らして笑った。

すると、政宗は四つん這いになって、そろそろーっと真田に近づく。
俺と慶次からは、這って歩く政宗のケツ丸見え、ベストポジション。
真田の前まで来た政宗は、真田のひざに手を乗せて、



「にゃー」



と、一言。
そして、いーっと笑った。

「ま、政宗殿!」

「にゃー」

「や、やめてくだされ!そんな不埒な目で、おおお俺を見ないで下され!」

「にゃー」

慶次は政宗に、真田に何を言われてもにゃーで答えろ、と言ったらしい。
政宗と真田がにゃーにゃー遊んでる間に、俺と慶次はというと……

「あー、このアングル最高だな。」

「でしょでしょ?このさあ、しなった背中とかたまんないよね!ちょっとだけ上がってるお尻とか!」

と、四つん這いになっている政宗をバックから凝視していた。
慶次が突然、政宗のケツぐっと掴んだ。

「わっ!な、なに?」

政宗が、真田のひざに手を乗せたまま振り返る。

「いいねえ!お尻に悪戯されて、耐え切れずに振り向くとか、最高!」

「おお、確かになあ。しっぽ型のバ●ブ突っ込んだりな、」

「うんうん、個人的には、ロー●ーのコードでも十分かなあー。」

そう言いながら、慶次は今日も、どさくさにまぎれて、政宗のケツを揉んでる。
お前も相当な変態だな。

「ちょ、けーじ、やめてッ」

「ねーねー政宗、佐助とコスプレエッチはしたことある?」

「こ、すぷれ?」

「そう、コスプレ。こうやってねこの耳つけたりして、エッチしたことあるの?」

「ん、けーじ、さわるの、やめて。」

「言ったらやめるー…かも。」

「こすぷれはない、から」

「ほんとー?」

「ない、けど、おいしゃさんごっこは、した」

「うっわー佐助ってやっぱ変態!」

そう言いつつ、ケツ揉んでるお前も変態だぜ?慶次。

「慶次殿!このままだと政宗殿が泣いてしまわれる!目に涙がたまってきて可哀想です!」

「あれー政宗、俺にお尻触られて、元親にお尻見られて、その気になっちゃったー?」

「ち、ちが……」

「おい、ケツ揺れてんぞ、政宗。猿飛の代わりに何か挿れてやろうか?」

「やだッ、さなだ、たすけてッ」

「あー政宗、俺との約束破っちゃだめでしょー?幸村には『にゃー』しか言えないんだよ?」

「…、にゃ、にゃー」

縋るような目をして、真田を見つめる政宗。

「そんな目で俺を見ないでくだされ政宗殿おおおおおおおおお!」

「にゃー」

「慶次殿!早く政宗殿から手を離してくだされ!そうでないと俺、俺……!」

「ねーねーこっちから見てるとさ、幸村、政宗にフェ●させてるみたいだよー。」

「確かにな、おい真田、お前チ●コ出したら政宗がフェ●してくれるかもしんねえぞ。」

「……ま、政宗殿のお可愛らしい舌が、おおおおお俺の分身を這い回るというのかあああ!」

そう幸村が叫んだ後、慶次の手の動きに耐え切れなくなった政宗が、真田のチ●コ付近に顔を突っ伏す形になった。

「ふぉあああああああああああ!!」

断末魔のような叫び声の後、真田はガクッと力が抜け、そのままフリーズ。

「…あれだね、きっと、エアフェ●されてエア勃ちしてエア発射したんだよ。そんで最後にエア吐血でもしたから動かないんじゃない?」

「…ああ、なんか妙に納得できたからそういうことにしとこうか。」

そしてその直後、俺たちの背後に黒い影ができた。

「こ、こらああああああああああ!」

「あ、佐助おはよ、」

「おはようじゃない!こんどは4Pでもしてたってかこのやろー!」

慶次に飛びかかると、馬乗りになって胸倉を掴む猿飛。
そういえば、コイツも相当酔ってたな。
俺は仲裁しようにも、元就が俺の膝枕で寝てるもんだから、何もしてやれない。

「ちょ、ちょっと待って佐助!すっごいいいもの見せるから!」

「なにがだこのやろー!ふぇ●だなんだって、いってたのきこえてたんだからね!」

「わかったから!まず政宗見てごらんよ!それでも殴りたかったら俺を殴っていいから!」

「まさむねがなにさ!まさむねだってやだったよね!ね、まさむ…………」



「………みゃー」



放心状態の真田の膝から離れ、猿飛の服のすそを掴み、その一言。

「まさむねが、にゃんこになってる……」

「みゃー」

「これ、どうしたの?」

「みゃー」

「…………にゃー」

いやいや、猿飛まで言う必要は、全くねえから。

「幸村が、政宗に似合うと思って買ってきたんだって。」

「だんなが?」

「そう、そしたら政宗、すっごい喜んでたよ。」

「……うれしかったの?まさむね、」

「みゃー」

しばしの沈黙の後、猿飛は急にうなり出した。


「…………………まさむねがうれしいんならいいや!きょうはみんなゆるす!」


政宗が可愛すぎるんだもん!と言って、猿飛は、ぎゅうと抱きしめた。
おうちに帰ったらジョニーと遊ぼうねーっ…て、政宗の耳元で言ったつもりだろうが、全部聞こえてんぞ、気持ち悪ィ。
しかし、猿飛の許す発言に、納得しないヤツが1人いた。

「いや待って!俺は逆に許さない!幸村には『にゃー』って言ってって政宗に話したよ?でも、佐助にもっては言ってない!しかも、佐助のときだけ、『みゃー』ってなってた!ちょっと幼くなってた!」

やっぱり佐助だけ特別なんだ!ずるい!、と言って駄々をこね出す慶次。

部屋には、いまだ放心状態の真田。
この状況でも寝息を立てる元就。
何も悪くないのに、ごめんね慶ちゃんと謝る猿飛。
何もわからず、猿飛に抱きついてぽかーんとしている政宗。
もうなんかめんどくせーと思ってる俺。

「おい、政宗、なんとかしてくれ、慶次、このままだと泣いちまうぜ?」

俺がそう言うと、政宗は、



「みー」



と言いながら、慶次に抱きつくのだった。
「みー」ってお前、ますます幼くなってんじゃねえか。
けーじはやっぱあったけーな、つって、また2人でじゃれ始める。

「ちかちゃん、よってるときのまさむねって、へいわしゅぎだね、」

「そうだな。お前、これ以上妬いたりすんなよ?収集つかねえから。」

「うん、だいじょうぶ。でも、みんなにさーびすしすぎだから、ねこちゃんにはおしおきしないとね。」

………眼がすわってて冗談に聞こえねえよ。


政宗、お前コスプレでヤッたことねえっつってたよな?
そろそろそのチャンスが巡ってくると思うから、覚悟しとけよ。
あと、ぼそっと猿飛が、「ジョニーをねこじゃらしにしちゃおっかなー」っつってたのが聞こえたんだ。
それだけは、十分気をつけろ、な。





END!END!END!END!END!END!


本当にごめんなさい!
HENTAIでほんとにほんとにごめんなさい!
リクエストをいただいたので、感謝の気持ちをちゃんと詰め込もうと思ったのですが、己の煩悩しか表現できませんでした……。
こんな下品なのいやだ!って気分を害されたら、ほんとうにごめんなさい!
飲み会のおはなし、猿飛の乳首透視から始まり、伊達の対面座位、そして伊達にゃんこと、シリーズ化するとは、夢にも思っていませんでした。
気に入ってくださった方もたくさんいらっしゃるようで、嬉しいです!
今回のおはなしも気に入ってくださったら……という思いを胸に、今日はふとんを握り締めてふるえながら眠ります。




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -