「…っんぅ?…あれ?三郎…?」
「あ、悪い、起こしたか」
「や、別に平気だよ。…どうしたの?眠れない?」
「いや、夢見が悪くてね、少し涼もうかと思ったんだ」
「灯りはつけないの?」
「嗚呼、つけないでくれ」
「…三郎、君、今、もしかして」
「見てみたい?……いいよ、雷蔵が見たいなら」
「……見たいよ。けれど、三郎は其れを望んでいないでしょう。僕は、三郎の望まない事はしたくない」
「いいのか?…恋人の素顔を知らないなんて、気持ちが悪いだろう?」
「三郎、君、誤解しているでしょう。
例えば、君に鼻が無くても、
例えば、君に髪が無くても、
例えば、君に瞳が無くても、
例えば、君に躯が無くても、
『鉢屋三郎』が『鉢屋三郎』で在る限り、僕は君のことが好きだよ。三郎の顔を見て逃げないよ」
「雷、蔵……」
「だから、さ。三郎がいつか本当の顔、見せていいと思う時まで、僕は待ってるから」
「……大好き、だから。愛してる、から。雷蔵っ!私、雷蔵のこと、本当にっ…」
「……うん、大丈夫。ちゃんと、分かってる、から」
器など、割ってしまえ
今、自分のなかで鉢雷がアツい^p^
精神的強さは雷蔵>>>>鉢屋ぐらいが萌える
鉢屋の口調が手探り状態orz
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