世界観

『すべからく、生きよ』
それは酷く、残酷な願いだった。
荒廃した世界で紡ぐ、刹那の記憶の物語。

舞台
世界は突如として「終焉」を迎えた。平穏な世界は塵と化したのである。土壌汚染、空気汚染、水質汚濁。食料は不足し、世界は大飢饉に陥った。更には原因不明の「死の病」が蔓延した事で王国は滅び人口は激減。人々は必死で「生きる土地」を求めたものの甲斐なく、世界は終わりを待つのみとなる。……筈だった。命あるすべての生き物に等しく告げられた、「ある言葉」を聞くまでは。

『すべからく、生きよ』

それは世界の言葉だったのだろうか。神の言葉だったのかもしれない。真実は分からぬものの、救いの手は差し伸べられた。「死にゆく大地」の中でほんの一握り、生きる事を許された土地が出現したのだ。そこは世界の汚染を受けず、空気や水は清み、地に作物が育つ場所。当然にして、生き残った人や獣はその場へ集結し、只の避難場所でしかなかったそこはいつしか集落に、村に、やがて王国へと姿を変えた。王国の名は、『シースターン王国』。平穏を願い、生きる事を諦めなかった人と獣が生きる国。

ヴァース
人と獣が共存し生きる大地そのもののことを通称ヴァースという。人々はヴァースに国を作り、国交をし、時には戦火を交えたことも。ヴァースの中心部には樹齢1億年とも言われる大樹がある。その根は地の国(黄泉)まで延び、その枝は天の国(天国)まで続いていると言い伝えられているという。大樹は、世界樹と呼ばれ崇められているようだ。世界樹から放出される魔力を使い人々は魔法を使う。命は巡り廻るもの、大地を通り世界樹へと還るのだとする伝承もある。

※ヴァースは地球、国は日本という意味です。

シースターン王国
荒廃した世界の中で唯一発見されている、現存できる土地にある王国。科学力、魔法学共に優れ、国内は豊富な資源で溢れているようだ。科学を応用し、民家に水道を引き、魔法を用いて食物を季節等関係なく育てている。国王を筆頭に、その血族、貴族、騎士、平民、と僅かだが身分差が存在する。獣人は例外であるが、見目が人と大きく異なるために一部の国民は獣人や亜人を冷遇することも。
シースターン王国の周囲には不可視の結界があり、そこから外へと出るのは不可能。結界を張っている人物等は不明。最近では魔法学を活かし、強力な結界に僅かながら穴を開ける事が可能になった。そこから探索者達が外へと繰り出し、他に住める土地があるか捜索しているが未だ発見には至っていない。

獣人、亜人、モンスター
○獣人
言葉を解し、人間より腕力や知識、魔力に秀でた種族。多種多様な姿を有し、2本足で歩く事も、本来の姿に戻ることも可能。
○亜人
人と獣人の間に生まれた子供。ハーフ、クォーターを含む。人間と獣の間の様な姿形をしており、完全な獣となる事も、人間の姿を取ることも出来ない。獣人より劣るが優れた身体能力等を有する。
○モンスター
シースターン王国、結界の外側に出現するモノ。恐らくは人や獣の成れの果てだと考えられている。汚染され、理性も思考回路もなくした。動くものを見れば襲いかかってくる。(RPG系に出てくるモンスターを連想。ゴブリンとか…)

身分(職業)
○身分
国王
王候(王の血族)
貴族(上位貴族〜下位貴族まで)
騎士
平民

○職業
▽貴族(下位貴族〜上位貴族まで)

▽騎士
⇒近衛兵団
国王を守護する直属の軍人達。エリート揃い。団を率いるのは兵長と呼ばれる。
⇒万騎士
1万の部下を率いる隊の長のこと。
⇒千騎長
千単位の部下を率いる隊の長のこと。
⇒一般兵

▽冒険者(平民、貴族等誰でも所属可能。冒険者ギルド有り)
⇒白魔導師
治療、浄化の魔法を得意とする。結界の外に出る際必要な浄化魔法を有する。
⇒黒魔導師
火、水、土、雷、等といった属性魔法の使い手。主に攻撃魔法を取り扱う。
⇒時魔術師
相手の動きを止めたり、味方の動きを早め高速化させたりする魔法を使う。魔法の中でもトップクラスの知識と技術を要する。
⇒召喚師(サマナー)
精霊や召喚獣を呼び出し、その力を借りて戦う。精霊、召喚獣との友好度により召喚の際の時間が異なる。
⇒踊り子
支援系の魔法によく似たスキルを使う。接近戦の戦いも可能。
⇒魔獣使い(ビーストテイマー)
⇒剣士、魔法剣士
⇒槍使い(ランサー)
⇒弓使い(アーチャー)
⇒トレジャーハンター
⇒盗賊(シーフ)
等RPG系ゲームに出てくるクラス。オリジナルも可。

○その他
⇒ギルドマスター
冒険者がつどるギルドの長。
⇒魔法道具屋
⇒風水師
等々、何でもござれ。

最後に
疑問点、又はこういう設定は有りなのか?等の確認はこちらからどうぞ。以上の設定をご理解の上、下記リンクからお進みください。暗い感じの設定にしましたが…細かい所はあまり作り込んで居ないので、皆様と共に紡いでいければ幸いです。

登場人物