「尚ー、 カラオケいかないー?」 「あ、だめかー。 尚は家庭教師が…」 『行く』 「え?でも、」 『知らん!意地でも行く!!』 「…あ」 『もうボイコットしてy…ぐえっ!』 後ろから首に腕をまわされ、ぎゅうっとしめられ変な声が大きくでた 「サボリなんて感心しないねィ」 耳に響く聞きたくなかった男の声 『げっっ!!!総悟!』 「へーえ、呼び捨てたァいい度胸してらァ。早く家に帰るぜィ、バカ」 『っ!!私、今日はカラオケに…!』 「今日はカラオケなしだってさ、な?」 「はいっ!!」 「なしです!」 総悟のパワー、キラースマイルによって友達二人はそういった 『ちょ…えぇ!?あんたら裏切ったな!』 「残念だったなぁ?よぉし逃げようとした罰でィ。今日はたーっぷり数学教えてやりまさァ」 『もうわたし家庭教師なんていらないっ!一人でも勉強できるっつーの!!!』 「へえ…じゃあ今回のテストの席次は?今日出たんだろィ?前回よりどんだけあがった?」 『う…!!』 「早くいいなせェ。」 黒いオーラに追い詰められ、わたしはギッと総悟を睨み付けて口を開いた 『〜っ!!50人抜き!べ、別に総悟の教え方がうまかったんじゃないし!実力!』 「……たった50人か なら次回は俺の実力で100人抜きさせてやりまさァ じゃ、家帰って勉強でィ」 『いやァアア!!!たーすけーてーー!!!!』 「そう暴れるんじゃねーやィ、もし100人抜いたら…」 総悟はズルズルと引きずって歩いていた足をとめ、 くるりとこっちを向いた ちゅっ 『!!!??』 「これ以上のコト、してやりまさァ」 総悟はぺろりと自分の唇を舐めながら妖しく笑った ( キュンとするのは何故? ) 総悟は一人でアメとムチを 使い分けられます |