※屯所に自室がなく
自分の家がある設定



田舎のお母さん


私はどうやら引っ越すマンションを間違えたようです





ドガシャァアンッ!!


「土方さーん、鍵閉まってたんで壊しやした」

「お前バカ!!?
ここに鍵あんだろうが!」

「過ぎたことは忘れる主義なんでさァ。さ、入りやしょう」

「なにその都合のいい頭!大体なァ!!お前うちのドアブッ壊すの何回目だと…



ガチャッ





『うるせェエエッ!!』


「あ。尚じゃねぇかィ」

『じゃねぇかィ、じゃねえよ!近所迷惑だから何回もその兵器でドア壊すのやめてくんない』

「心狭い女ですねィ。
ドアぐらいいいじゃねぇか」

『「よくねェよ」』

『ハモんなニコ中』

「黙れ独り身」



私の家、大江戸マンションの304の隣には、

とんでもない男が住んでいる




土方、という男だ


あのチンピラ警察の副長であり

毎月家のドアを4回も壊す部下をもっている



ドアが壊れるたびクレームをつけにいくため、バッチリ顔と名前を覚えられてしまったし、


出されるゴミには尋常じゃない量のマヨガラと、タバコ



吐き気とイラだちしか生まない近所の人間だ




『ドア壊れるたびにその振動が私の部屋にまで伝わんだよ。食器何枚割れたと思ってんだ』

「知るか。こいつに文句言え」

『デキの悪い部下を教育すんのがマヨネーズの仕事だろ』

「だれがマヨネーズだ」

「お前だろィ」

「てめえ殺すぞ」

『喧嘩すんなら巣に(屯所)帰っちまえ』

「言われなくても俺は今日は帰りまさァ。土方さんに借りたモン返しにきただけでね」

『屯所で返せばよくね』

「ついでに尚の顔も見にきたんでさァ」

『へえ』

「今俺に惚れやしたね」

『まったく』

「チッ…じゃあ俺は帰りまさァ。またいつか尚に会いにきやす」

『はいはい』


私をからかったあと、沖田はスタスタと帰っていった



……今時の若いやつは、みんなあんな軽いことホイホイ言うのか


そう思いながら、ちらりとあのマヨネーズをみた



「…何見てんだ」

『お腹空いたな』

「あ?」

『お皿、今月何枚割れたんだろ』

「……」

『あーどうしよ』

「クソ…飯おごってやらァ。いくぞ」

『まってました』








壊されて、奢られて
( 食事代またういたな)








久しぶりにほのぼのしたやつ
書いちゃった。キュンにもっていけない文才にカンパイ
なんかぐだぐたに無理やり終わらせた感満載






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