PC購入して数年後、小説を書く環境がどう変化したのか
このコラムを書くのも、ずいぶん久しぶりになります。その久しぶりといえる間に、世の中もめまぐるしく変わっていました。
まず、このコラムを書き始めた頃は俄然少数派だったスマートフォンが、今は携帯電話の主流になりつつあります。そして、いわゆる普通の携帯電話がガラパゴスケータイ、略してガラケーと呼ばれるようになりました。
いや、未だにわたくしスマートフォンではなく、ガラケー使用していますけどね。でも、それには理由があります。
私は、iPod touchと携帯型Wi-Fiルータも所持していおり、ツイッターやWeb閲覧、フリーメールのチェックはそれらでやって、ガラケーは完全にリアル連絡用ツールとなりました。iPod touchは電話機能がないだけで、iPhoneとほぼ同じアプリが使用できます。ですから、わざわざガラケーをスマートフォンに機種変更するメリットが見つからないのです。
さてさて、そろそろタイトルである本題に入りたいと思います。パソコンの他にiPod touchも所持するようになって、小説を書くことがどう変化したかということであります。
以前のコラムで、小説を書くときにはネタ帳に大まかなプロットを書いて、下書きをWordで書いてからサイトに上げるようなことを書きましたが、現在は若干その環境が変化しました。
基本的に、小説データはパソコンのWordで作成しているのですが、我が家のパソコンは常時私が使用できる環境ではありません。
だけど、そういうときに限って、ネタがわいてきたり、同人誌の締切が迫ってきたり、仕事のシフトが入ってきたりするんですよねー。
そんなときは、iPod touchのメモ帳でちまちまと入力しては、PCにメールを飛ばしていました。auガラケーとちがって、iPod touchは長文もお手のものです。フリック入力を覚えれば、わりと楽に作成できるのです。
しかし、長文送信が可能とはいえ、限界があります。特に同人誌の原稿は、メールでぶつ切れの状態で送っていると、どれが最新の文章なのか整理がつかなくなります。
そこで、ツイッターの文章書きクラスタさんや、友人などがオススメしていたKING GIMのポメラ購入に踏み切ったのです。
折しも、通販サイトでチェックしたら、格安で購入できるとわかって、迷わずカートにぶっ込んでしまいました(笑)。
私が購入したポメラは、最新型のではありませんが、一つのファイルに28000文字まで入力でき、microSDにフォルダを作成して保存ができるタイプです。
立ち上げまでわずか3秒弱でサッと取り出してすぐに入力できるし、電源は単4電池2本でしかも長時間入力に耐えられます。長文作成にパソコンのキーボードで入力する方が早い人なら、本当にオススメのツールです。QRコードも作成できるので、ガラケーから読みとってそちらからWebにアップすることも可能です。
ですが、マイナス面もあります。
まず、最新型でないと、液晶がアップライトではありません。暗い場所ではまったく作業できません。あと、漢字変換において、独特のクセがあります。慣れたらどうってことないのかもしれませんが、PC入力やガラケーの予測変換に慣れた人にとってはイラっとくるかもしれません。
それから、QRコード作成も可能と書きましたが、万能ではありません。3000文字がどうやら限界のようです。でも、これもブログの更新やサイトの小説ページを更新するのなら、問題ない字数制限かと思われます。
スマートフォン持っていて、わざわざワープロ代わりにPCを購入するのをためらっている方には、オススメのツールかもしれません。外部メモリーでバックアップは可能だし、携帯するにも重すぎないので、いつでもどこでも文章を書くことのみだけに集中して利用できるというのがポメラの最大の利点でしょう。
なんだか、ポメラの宣伝マンのようになってしまいましたが、これのおかげで同人誌作成やサイトの小説作成がかなりスムーズになりました。
現在は、小説のバックアップをテキストデータとしてmicroSDに保存して、それをPCに吸い取って仕上げるといった方法で、小説を書いています。
さらに、iPod touchでの読書アプリでテキストデータを縦書きで読めるアプリがあります。PCを長時間利用できないときは、iPod touchにテキストでデータを送って、そのアプリで文章チェックをやっています。
そんな私の今の野望は、タブレットPCの購入なのですが、色々考えて現状で十分な環境なので、それはまだまだ先の話になりそうです。
【end】
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