BLは妄想乙女のファンタジーなのよ!
なにを、今さらなタイトルを……という方は、すみません。
本屋の規約にも書いてますけど、果たしてこの意味を一体どれだけの方々が理解してくれているのか、甚だ疑問だったので、あえて書きました。
さて、タイトルの真の意味。本当に、おわかりですか?
BL=Boys Loveというジャンルは、“女性向け”の“虚構の世界”の話です。けっして、現実にいらっしゃる同性愛者のノンフィクションではありませんし、またその方々を侮蔑したり軽んじたりするようなジャンルではけっしてないのです。
リアルとフィクションの区別として、私はあえてファンタジーとしているんです。
ですけど、実際にゲイの友人から聞く話や、ゲイの方のエッセイや、こっそり覗いたゲイの方のブログ等を読んだりしていると、痛いことというか、失礼なことをやらかしている腐女子の方々がけっこう沢山いるんだなぁと、ため息が出ます。
あのですね。
一般の方々だけでなく、ゲイの方々の中にも、腐女子をものすごーく毛嫌いしている人が大勢いることを忘れてはいけませんよ。
現実に、ゲイの方に臆面もなく
「ねぇねぇ、受けなの? 攻めなの?」と、腐女子用語で聞いてきただけではなく、
「ねぇ、やっぱりお尻痛くなったり、立てなくなったりするんでしょ?」
とまで聞いてきた腐女子がいたそうです。(友人情報)
……あのですね(汗)。
よく、考えてみてください。
逆に男性から似たようなことを聞かれたら、セクハラだ! って騒ぐでしょうが。ゲイの方々も同様です。いくら興味があるとしても、そんなことを聞いたら、セクハラや侮辱罪や人権侵害で訴えられたとしても、文句は言えないのです。
私にもゲイの友人がいます。いろいろと情報をもらったりしています。ですが、それは彼との長い付き合いで出来たことであり、私は一応、自分のサイトの小説をよんでもらって了承した上で、ネタをもらったりしているのです。まれなケースですよ。参考にはなりません。
妄想は、密かに楽しむから、妄想たりえるのです。せいぜい同じジャンルを好む仲間内とかでひっそり楽しむから平和に過ごせるんです。その妄想の一助にBL本があると考える方がいいでしょう。
だから、あえてサイトの規約にも書きました。
BLは乙女の妄想ファンタジーだということを理解していない方の閲覧を禁止ってね。
BLは虚構の世界。現実とは違う。こんなことをわざわざ書かなければいけない現状が、少し哀しくて虚しいのです。なぜなら、自分は作り手なんですから。微々たるものではあるけれど、他者へ妄想というネタを提供しているわけなんですから。
だけど、書籍執筆活動とは違って、ネットで執筆していると、自分の好きなように書ける反面、読者との距離が近いことに勘違いや誤解が生じます。それは、読者側にもいえることなのです。
だから、今一度、閲覧する方々に考えていただくためにも、あえて規約に盛り込んだのです。
妄想は楽しいです。楽しいけど、それは自分だけが楽しむもの。けっして、他者に押し付けたりしていいものではありません。特にBL好きの方は、実際にいらっしゃる同性愛者の方々にそれをやってはいけないんです。
ゲイサイトやそれ系の世界とBLのそれは、一線を画していなければならないと、私は考えています。だからこその、このタイトルなのです。
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