それはそれでいいじゃないか 「いいだろ、別に。中出ししても」 「よくないから言ってるんだ」 ベッドに押し倒して、いきおいで愛撫して中に挿れた。今も直井の中で出し入れしていたモノは相変わらず冷めそうにないし、熱い。 「ていうかさ、声、我慢してんのか?」 「貴様などに弱みを握られては音無さんに合わせる顔がないからな」 少しムッときた。俺とヤッているというのに、他の男の名前を出すなんて。 意地悪をしてやろうと、一旦ギリギリまで引き抜いてから中へと勢いよく侵入する。わざと前立腺へ当たるようにすると、小さく甘い声がこぼれた。 「……なあ、今ちょっと、」 「こ、こっこここ声なんて出していない! 決して気持ちよくなんか……っ!」 早すぎる否定は逆に疑いを招くと聞くが、正にその通りだ。疑わしい。 「だ、いたいっ貴様のテクニックなどと比べれば自分でした方が些かマシだな!」 「…それ、本当か?」 「あ、ああ!」 「……その言葉、後悔させてやる」 直井の腰をつかんで、何の前触れもなく抜く。少々ドロリとした粘液が出たが、それはスルーの方向で。 「……っ、」 四つん這いの姿勢から仰向けにさせ、唇に噛みつくようなキスをする。意地でも舌を入れようと、無理矢理に口をこじ開ける。 「…ん、むぅ…んんっ…!」 口を離せば唾液がこぼれ、それを舐め取る。そのまま鎖骨に甘噛みをして所謂キスマークを付ける。 綺麗なピンク色で、ふっくらとした胸の突起をきつく噛むと、みるみるうちに勃った。 「……乳首感じるんだ」 「、ちがっ…! んぁ、いたぁっ…」 痛いと言っていてもしっかり感じているようで、直井の自身も見事に勃ってきた。 俺もそろそろだ。 「さーてと、いただきます」 その後、おいしくいただきました、ごちそうさまでした。 fin. |