君はいつだってそうだ
日向は、かっこいい。戦線内でも一番というほどにかっこいいんじゃないかと思うほど。とてつもなくかっこいい。
ほら、あそこのNPCだって日向がかっこいいからお前を見つめてるぞ。そんなかっこいい日向の恋人である自分が、ほんの少しだけ誇らしく思う。でも、その反面、日向に釣り合ってないんじゃないかと悩むときも多い。
そんな日向はいつも俺をどこかに追いやってはヤろうと仕掛けてくる。それは最早日常茶飯事ともさえ言えるだろう。俺だって、口では嫌嫌言って抵抗していた。だが力では日向にはかなわず、それ以上の抵抗は無駄なものだと判断していた。
「捕まえたぜ? オトナシクン?」
「ん、ぁ……いきなりっ……」
「お前もずいぶんとエロい声を出すようになったよなぁ。誰かにくすぐられたりしたときに困らないか?」
「…、はぁ……ぅ、ん…」
困るさ。お前のせいでな! …くすぐられることはないけど。
「なあ、音無…」
「…な、んだ…よ…っ…」
「もう、ちょっと我慢できねぇ。音無が傷つかないように慣らしたいから、……舐めていいか?」
そう言った日向に俺は青ざめ、これまでにないというほど抵抗しまくった。なのに、日向は俺の弱点を知っていて、耳たぶを甘噛みしたり舐めたり、首にいくつもキスを落としたり。
「…ひなた……」
快楽に負け、ついつい抵抗を弱めてしまった。その隙を狙ったのは、太ももをつかむなりアナルを舐めだした。
「っ、あ! …めだ、…だめだ、ひなたっ……やだ…!」
「なんで?」
「…だって…んな汚いとこ…いやだっ…! だめだ、日向…汚れるっ…」
「俺がしたくてしてんだ。それに、ほら。見えないだろうけど、すっごい綺麗なんだぜ…? ちょっと前を触っただけで、もうこんなになってさ…」
「い、言うなぁっ…!」
慣らし終えたのか、いよいよ日向はアナルへと指を突っ込んだ。
「…っ、あ…ひぅっ…!」
「すげえ…」
まだ少しだけ痛い。体の力を抜かなければいけない、とは分かっているのに、ついつい力が入ってしまう。そのせいか、おそらく日向の指を逃がさないかのように締めつけているだろう。
「…ひ、ひなっ、た……も、…」
「ん? どうした?」
「は、はやく……挿れろっ…」
おかしくなっていくこの気持ち。こんな風にさせたのは他の誰でもない、日向だ。
――なあ、日向。
もちろん、責任は取ってくれるよな?
(振り回されてばかりじゃいられない)
fin.
キリリク、匿名さまへ。
遅くなってすみません。イケメン日向に振り回される音無で、できれば裏希望ということでしたが…すみませええええん……
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