おまけ



おまけ俺と音無だけの、二人きりの空間で、愛を囁きあう、

――――ことは、到底無理なはなしで。

「あんたたち、見てるこっちが恥ずかしいわよ……」
「音無さんから離れろ愚民め!」

ここが校長室だということを忘れていた俺たち。
だから、戦線リーダーとか音無信者とか。
その他諸々たくさんの人たちに俺らの会話は聞かれていたわけで。

「えっちょ、みんな………!」

忘れてたぁっ!
なんて、頭を抱えて更に真っ赤になる結弦可愛かったのは、内緒のはなし。




おまけ



「おまけにすんなよ!大事なことだろっ!」
「ほら、楽にカミングアウトできてよかったろ?」
「よくない!」




2010.06.07




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