私の名前は絵梨架です。。
いちょう女子高校生だよ、でも女子高校生にしてはかなり地味・・・
何故って?これは本当の私を隠すため、
中学の時は違う県の学校だったから、今の高校では誰も本当の私を知らない
皆から見たら・・・私は――・・・・地味女


×


私は眼鏡でまず目を隠す、度は入っていない眼鏡だよ
まっ伊達眼鏡みたいな感じかな
そして髪の毛を眼鏡に当るぐらいぎりぎりまでカットをした
これで顔の半分は誰にも見られない・・・これだけでも十分地味に見えるからね。。


「キャハハハッやっぱり?ww」
「うんうん!!ww」
『キャハハハッww』

――・・・・うるさいなぁ〜人が読書中っていうのに・・・
私はほとんど一人で行動をしている、
友達はいるけどこんな広い学校で会えるのが週に1回ぐらいだけ・・・

どっか静かなとこに行こっ
私は席を立ち上がって廊下を出た、そして人気がなさそうな所へと行った・・・


あっちなら誰も来なさそうだな〜
屋上へと続く階段・・・あそこの屋上はあまり使われないみたいだから人もいない。。

「あっちならゆっくり読書できそう」

っとそこの階段へと向かうため角を曲がった瞬間・・・

ドンッ!!

「っ!?」
「おっと!」

いった〜・・・私は誰か知らない男子とぶつかってしまった。。
相手は走っていたため私は尻餅をついていまった

「わりぃわりぃ〜ちょっと急いでるんや〜」

――・・・は?こいつ・・・自分が走ってぶつかってきたくせに・・・
でもその男子は私の事は御構い無しにささっと走っていった

「はぁ〜・・・」
「大丈夫か?」
「あっうん」

うん?ってコイツは!!??

「?なんちゅー顔してんねん」

コイツはあのテニス部の財前だっ!!!


「・・・・」
「・・・・」

――・・・・何か空気が重い。
何かさっきからずっと見られているんけど・・・顔に何かついているんですか?
ってかピアス多っ生徒指導の先生に怒られないのか?

「先輩っスか?」
「いや・・・いちょう同級生だよ」
「なん?俺の事知ってるん?」
「そりゃ有名人だから・・・てかテニス部だから〜――・・・当ってるよね?」
「おん、そういうあんたも有名人ちゃうの?」

は?何言っちゃっているのコイツ・・・

「いやいやっ有名人なわけないでしょっ」
「ほんまにここの学校なん?」
「えっ?制服もちゃんとここの学校のもんだし・・・」

本当にどうかしちゃってるよコイツ

「ふ〜ん。名前は何や?」
「え?絵梨架だけど・・・」
「ふ〜ん。。これってあんたのやろ?」

うん?眼鏡だ・・・それも私のと似ている

「いや違うよってか掛けているからそんな事ぐらいわか・・・・・・えっ!!??」

私は目の方へと手を伸ばした
けど・・・手には柔らかい感触がした・・・いつもなら硬い感触がするのに・・・

「・・・・」

やばいっ!あの時落としちゃったんだ!!

「あははっそれ私のみたい、あっありがとうね」

っと眼鏡に手を伸ばした瞬間・・・

ヒョイッ

「えっ」
「何や?伊達眼鏡やんか・・・何でこんなモン掛けてるん?」

バっ・・・・バレたーーーーーー!!!!!


財前は私の眼鏡を掛けて私の事をただ見ていた・・・
イケメンに眼鏡は似合うね〜・・・ってそうじゃないくてっ!!!!

「それっ返してくれる?」
「伊達眼鏡を掛けている理由をはよ言えや」

何!?命令形!!??

「いっいや〜おしゃれ・・・みたいな?」
「――ホンマか?」

うっこの目はやばいっ!
心が読まれている感じなのは気のせい!?

「はよ言わんと壊すで?」
「えっ!それは駄目!!」

っと財前は眼鏡を取って握り締めた

「ほな・・・はよ言えや」

怖ッ!


キーンコーンカーンコーン・・・

鐘だ!ナイスタイミング!
生まれて初めて鐘が鳴った事に喜んだ感じがする

「っと鐘が鳴ったから眼鏡かえし・・・え!?」
「これ欲しいんやろ?」

財前はいつ行ったのかわからないけど屋上のドアに凭れながら眼鏡をヒョイヒョイと揺らしていた

「えっ!あんたサボるの!!??」
「当たり前や」
「ちょっ私はどうするのよっ!!」
「さぁ〜?どないんしたい?」

あっ笑った
いやっ!!待て待てっ・・・・あれは悪魔の微笑みだっ!
でも・・・このまま教室へ行くのはまずい。。
皆にバレるより一人だけにバレた方がいいよね?

「はよしないと壊れるで?」
「あ!わかった!行くから壊さないでっ!!」
「話が遅いでアホ」

ムッムカつく!


私と財前は屋上へと出て日が当らない場所へと座った

「んで理由は何や?」

またそれか・・・

「――・・・」
「はよ言えや」
「――・・・何で言わないといけないの?」
「・・・・」

財前は無言のまま私の眼鏡を上げて強く握り締めた

「うわっ!ちょっと待って!わかったから!」
「アホっさっさと言えちゅってるだろ」
「ムッ・・・・はぁ〜。。――・・・・・中学の時、私学校の男子全員から告られたんだ・・・
それで女子にいじめられちゃった・・・みたいな。。」
「――・・・」

何で黙るわけ!?

「じゃもういいでしょっ眼鏡返して!」
「欲しいん?」
「うん!」

グイッ

「えっ///」
「俺と付き合えばええっちゅう話やけどな」

財前は私を目の前まで引っ張って告白してきた・・・
って!!告白!!!???はっ!!??コイツっ!!話ちゃんと聞いてた!!??

「何であんたなんかと付き合わなくちゃならないの!?」
「そんしたらほかの男子にも告られへんで、眼鏡掛けんくてええやろ?一石二鳥やで」
「はっ!?そんで私が無事とでも思っているわけ!?」
「おん」
「言っとくけど・・・あんた、テニス部だし・・・」
「俺が守るって言ってるんやっ素直になった方がお前の為やで」

うわっ・・・・今の台詞はやばいって。。・・・・・いやっ!待て待て待てっ

「もういい!!眼鏡無しでも授業出るから!んじゃっ」
「ホンマにええんか?」
「はいはい!いいんですよっ!!」

もうどうでもええわっ!!またあの時みたいに戻ってもいいわっ!


うわぁ〜。。何か入りにくい・・・
いちょう授業はまだやっているけど・・・急に知らんヤツが入って来た!みたいな感じになりそう
鐘が鳴るまで待とうかな〜?


キーンコーンカーンコーン・・・

鳴っちゃっているし・・・
あぁ〜さっきの鐘とは違ってタイミングが悪い・・・

ガラガラ

「!?」

やべっ第1目撃者が男子とは・・・

「お前誰なん!?///」
「えーっと・・・いちょうここのクラスですけど。。」
「ホンマかっ!!!???絶対嘘だわ!!!」

いやいやっ本当ですからっ!

「えっ!?誰なんこの子!?めっちゃ美人やで///」

うわぁ〜男子が増えているわ・・・

「名前は何や?」
「・・・絵梨架ですけど・・・」
「絵梨架?どっかで聞いた事あるんやけどなぁ〜」
「あっ!お前っもしかしてこのクラスで眼鏡で地味だった女子やんか!!??」
「――・・・・そうですけど?」
「まじなん!?」
「俺知らんかったわ〜」
「こんなん美人やったんやな//」

あはは・・・私の静かな高校生生活は今日でお終いだ・・・


「なあなあ絵梨架ちゃんっ俺達と喋らん?」
「――・・・遠慮する」

あれからクラスに入ったものの、自分の席に座るまでずっとクラス全員から視線が感じた
ギャル女共は・・・

「ねぇねぇ〜うちらと遊ばんと?ww」
「遠慮します。。」
「何や?ええやろ?ww」

やばいやばいっイライラがやばくなってきた・・・

「絵梨架やったやな?俺と付き合わん?」
「おっ!いきなり告白やでww」

まじで?いやいやいやっ教室入ってまだ3分も経っていないよ?

グイッ

「えっ!?」
「それは俺からお断りやっ」

財前・・・何で今頃・・・
財前は私の手首を掴み告白してきた男子を睨んでいた

「行くで・・・」
「えっ?何で今更こんな事するのよっ!?」
「さっき言ったやろっお前は話が分からんヤツやで、ホンマアホやっ」
「うっさい!」

財前は私の手首を引っ張りながらまた屋上へと向かった


「・・・・」
「・・・・」

またこの重い空気ですか・・・

「なん?俺さっき告ったやろ?」
「それが何?」
「はぁ〜。。返事が聞きたいっちゅー事やっ」

あっそうなの!なら言いますね・・・返事は・・・

「むr「好きやで」っ!!??///」

なっ・・・何よ急に!!??///

「なっ何でそんな事言うわけ!?あんたもっ・・・あんたもほかの男子と変わらないじゃないっ!!
まだ会って1時間しか経ってないのに・・・顔しか見ないで・・・性格も見てよっ!!」

財前がこんなヤツとは思わなかった・・・何で・・・?

「はっ?ちょっ待ちや・・・俺はたくさんの女と付き合ったんや・・・そんでわかったん。。
アイツらは顔しか見とらん,性格なんてまったく見とらんのやっ
お前だけがそん気持ちしとると思うやないで」
「っ!?」

えっ・・・・全然知らなかった・・・
財前はモテるとはわかっていたけど・・・私と一緒の思いをしてたなんて。。
私っ酷い事言っちゃった・・・

「――・・・ごめ「ならお仕置きやで」・・・・はっ?」

何急にっ!!??さっきまでのいいムードはどこ行った!!??
はぁ〜駄目だこれは・・・


「そんな事言うならやっぱり付き合わないっ」

グイッ

「えっ」
「ならその前は付き合ってもええやったっちゅー事やな?」
「っ!!??///」

財前は私の腕を引っ張って耳元で呟いた・・・

「キモいッすわ」
「うっさいっ!!///」

私は立ち上がって財前から逃げようとした・・・・・・けど・・・

グイッ

またかっ!!??

ギュッ

「えっ!?///」

財前は後ろから私の腰に両腕を巻きつき隙間が出来ないぐらい抱きしめてきた

「なに顔赤くしとんねんまじきもいっスわ」
「うるさいなもうっ!!///」

財前はドSでピアスだらけの不良男だけど・・・好きになっちゃている私って変かな?
財前は私の地味を光で消してくれた、そして今の私を照らしてくれている。。

チュッ

「えっ!!??//////」
「今日のお仕置きはこれでええやろ」
「っな!?//////」

私の唇が熱くなって、私の体も熱くなる・・・・光が私を熱くした



-おまけ---------


「俺、前に絵梨架と会った事あるで?」
「はっ!?いつ!!??」
「会ったっちゅーか…よく絵梨架が読書するん時にうっさい女共を睨んでるんとこを見ただけや
そんでおもろい女やな〜っと思っただけやで」
「睨んでたのは事実です…」



-あとがき----------


はい!久しぶりの更新…本当にすいませんでした!!!!
もうやばいっす…お父さんに怒られてイライラしてます。。いや、まじで!
そして今からどっか行かないといけない…正直言って、行きたくない!!!!!!
はぁ〜。。たまには休憩が欲しいよ〜ってか関西弁まったくわからん…
絶対に財前の喋り方間違っていると思う…
ではではこれからも頑張っていきます!!


2010-3-24





TOP Main Tennis Short



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -