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私は昨日この四天高校に転入した
けど1日ですぐに慣れて友達もすぐにたくさん出来た

――・・・・そして不思議な子達とも出会った

また今日も会えるかな?って私またこんな事考えている・・・
光君だっけ?あの子は何かとっても不思議な子だったな・・・
そして白石君も何だか読めない人で印象に残った・・・

謙「おっ絵梨架、おはよっ!」

っと校門に入ったら謙也君がいた

『おはよう謙也君』

謙也君はいつもニコニコしてて、つられて私も笑った


なたの子様は?
 -第2章-お誘い


『うん?さっき練習あったの?』

隣にいる謙也君は何だか暑そうだった

謙「そうやでっテニス部は毎日朝も放課後も練習あるんやで〜ホンマ疲れるわ〜。。」
『フフッ頑張ってね!』
謙「っ!?――・・・・・おうっ・・・」

あれ?また昨日みたいに顔を隠している・・・やっぱり癖なんだな〜

財「あっ・・・・」
『あっ!』

昨日の光っていう人だ

財「――・・・・・謙也さんの彼女っすか?」
謙「なっなわけないやろっ!!///」
財「何顔赤くしてるんスか?ホンマきもいっすわ〜〜」
『あれ?知り合いなの?』

何かこの二人仲良さそうだな〜

謙「こいつもテニス部で俺の後輩やで」
『えっ!?じゃ・・・・私の後輩でもあるんだよね?』
財「おんっ」

うっそ・・・・同級生と思ってた・・・

財「謙也さんの事は先輩って思ってませんっすけどね」
謙「なんやとーっ!?」
『フフッ・・・』

この二人何か面白いな〜

クイッ

財「絵梨架って笑ったら結構可愛いんやな〜」

っと光君が私の顎を撫でるように上げた

『えっ!?///』
謙「ちょっお前っ!!絵梨架はお前の先輩やからちゃんと先輩をつけれやっ!」
財「でも昨日許可貰ったかええんすよ〜なっ絵梨架?」

あっ・・・・そういえばそんな事言ってたな〜
後輩とは思ってなかったから。。
でも別に先輩って呼ばれなくてもいいけどねっ

『うっ・・・うん、許可取ったよ』
謙「なっ何でやっ!?」
『何か先輩って言われるのあまり好きじゃないから・・・後輩とは仲良くしたいしっ』
謙「はぁ〜。。でもコイツとは仲良くできんと思うで?」
財「謙也さんうざいっすよ?」
謙「お前なーーっ!」


キーンコーンカーンコーン・・・・

財「ほなまた会おうな絵梨架っ」
『うんっじゃあね』

っと光君はまた昨日みたいに手をヒラヒラと振った

謙「ったく・・・何かすまんな・・・アイツ本当に態度でかいんや。。」
『フフッ、別に大丈夫だよっ』
謙「――・・・・うん///」

あれ謙也君の顔が赤い・・・どうしたんだろう?
私はあまりその事は気にしないようにして、謙也君と一緒にクラスへと向かった


今は数学の授業・・・斜め前には謙也君がいる。。

謙「なあなあ、絵梨架って数学得意なん?」

っと椅子を少し斜めにして謙也君が振り向いた

『う〜ん、まあまあかな?』
謙「ふ〜ん。。なあっ!この消しゴムすごいやろ!?」

っといろんな種類の消しゴムを見せる謙也君・・・何だか可愛く見えた・・・・・

『うんっ!私も小さい時にいろんな消しゴム集めていたな〜』
謙「まじ!?」
『うんっ!でも今はもうないけどね〜』
謙「一個貰う?」
『えっ?でもそれ大事な物じゃないの?』
謙「大事やでっでも絵梨架に一個あげたいんやっ・・・どれがええ?」

っと満面な笑顔で私を見てくる謙也君・・・
何でだろう・・・何故か謙也君がとっても可愛く見える。。

『本当にいいの?』
謙「おんっ!」
『――・・・え〜っと、じゃこの苺の消しゴムとか可愛いな。。』
謙「はい、あげるでっ」

っと謙也君は私に苺の消しゴムを渡した
何でこんなにも謙也君は優しいのだろう・・・

『――・・・ありがとう』
謙「っ!?///」

この苺の消しゴム可愛いっ
何か消しゴムとして使いたくないな〜・・・家に飾ろうかな?

謙「――・・・絵梨架ってさ〜。。」
『うん?』
「こららああ!!謙也っお前授業中に後ろを向くとはええ度胸やなっ!!!!」
謙「げっ!?」

っと先生が教科書を丸めて謙也を指している

「次やったらプリント10枚あげるからなっ!」
謙「〜〜へ〜い。。」

周りからはクラスメイトの笑い声が聞こえた

『ごめんね、私のせいで。。』

私は先生には聞こえないように謙也君に言った

謙「何で絵梨架が謝るんやっ?あれは俺のせいだから別に気にするんやないで?」

っと謙也君は優しく微笑んだ・・・何だか謙也君と一緒にいると暖かい。。
私は苺の消しゴムを大事に筆箱へと閉まった・・・・・


――・・・キーンコーンカーンコーン

「今日はこれまでやっ謙也!!お前は職員室に来るんやっ!!」
謙「は!?何でやっ!?」

――・・・・・チラッ

謙也君と目が合った・・・けどすぐに謙也君は満面な笑顔で手を振ってきた

『フフッ、頑張ってねっ』

っと私も手を振った・・・・・

白「なあ絵梨架っ」
『あっ白石君』

謙也君が教室から出た後、白石君が来たこの人も何か不思議な人だったな〜。。
そして教室にいる女子が急に騒がしくなった

白「絵梨架って部活しないんやろう?」
『うっ・・・うん、やらないよ』
白「――・・・放課後にな〜テニス部の部室に来て欲しいんやけど・・・・・ええか?」
『えっ?あっ・・・うん、別に大丈夫だよっ・・・でも何で?』

っと急に白石君は包帯が巻かれている腕で私の右頬を触った・・・・

白「秘密や☆」
『っ!?///』

そして甘い声で私の耳元で呟いた

白「別に嫌らしい意味やないで、他の部員がいるからそんな事できんやからなっ」
『えっ!?///』
白「冗談やっ冗談、絵梨架が照れてる顔めっちゃかわええで〜」

っと白石君は優しく微笑んだ

『そっそんな事ないよっ!///』
白「(やばいっめっちゃかわええ)――・・・じゃっ放課後来るんやで?」
『う・・・うん。。』

何かこの人と一緒にいたら調子が狂うな〜。。
私が照れるなんてあんまりないから・・・
まず、何でテニス部の部室に行かないといけないのだろう?

白「あっ桜井」

っと教室から出ようとした白石君が急に止まって私を見た

『うん?』
白「俺の事は蔵って呼んでや」
『えっ!?でっ・・・でも・・・・・』
白「呼ぶんやで?」
『わっ・・・わかった』

っと白石君・・・じゃなくて、く・・・・蔵は私に手を振って教室を出た
本当に調子が狂うな〜。。


謙「さっき白石と何喋ってたんや?」
『えっ・・・見てたの?』

――・・・・いつの間に

謙「おうっ先生の説教が終わってすぐに来たんやっ!」

っと謙也はニカッとした笑顔をした

『は・・・速いね〜』
謙「俺は浪速のスピードスターっちゅー事やっ!」
『フフッ、何かさっき白石君が放課後にテニス部の部室に来いって言われたんだ〜。。』
謙「えっまじなん!?」
『うっ・・・うん。。』
謙「――・・・絵梨架・・・何かしたん?」
『えっ!?私は何もやっていないよっ!』
謙「ふ〜ん。アイツが女子を呼ぶって珍しいんやで・・・」
『へぇ〜、でも白石君って女子からモテるでしょう?』
謙「アイツはモテ過ぎや・・・;;;」

モテ過ぎなのか・・・・何かテニス部ってすごいな〜
顔もいいし、テニスでも強いって聞いたし、そして何か一緒にいて不思議な人ばっかり・・・
他のテニス部もちょっと気になるな〜どんな人達なんだろう・・・

財「絵梨架っ」

あっ光君だ

『うん?どうしたの?』
謙「またお前なんっ」
財「ちょっと謙也さんはあっち行ってもらいません?二人で話しがしたいんで」
謙「――・・・・先輩を何と思ってるんや・・・」

っと謙也君は渋々と自分の席へと行った

『――・・・・で・・・何?』
財「白石部長に呼ばれたん?」

えっ何で知っているの?

『呼ばれたっていうか・・・放課後に部室に来いって言われた』
財「はぁ〜。。」
『えっどうしたの?』
財「絵梨架をマネージャーにするつもりやで?」
『えっ・・・・マネージャ!?』 
財「ちょっ・・・シーッ!聞こえるやろっ」
『あっごめん。』
財「っでどうするんや?」

どうするって・・・・普通に無理じゃん・・・

『断るかもしれない・・・』
財「俺が頼んでもなん?」
『えっ・・・・』

光君も頼む・・・の?

財「放課後は部室に一回来てやっちょっと変わるかもしれんで?」
『うっ・・・うん・・・』

でも何か怖いな〜。。
テニス部って皆カッコいいじゃない?だから何か他の女子が怖いというか・・・
一人では何か行きたくないな・・・


財「――・・・・せや、放課後俺と一緒に部室に行かん?どうせ場所わからんやろ?」
『っ!?』

今・・・・何か心が読まれた気がした・・・

財「どうするんや?」
『――・・・・うん。。場所案内ってことでお願いね?』
財「っ・・・・おん」

うまく断れるように頑張ろう・・・マネージャなんてやった事がないからね。。
でも前の学校でもマネージャーをやって欲しいと何回も誘われた、けど全部断った。。

財「ほな学校終わったら俺がここに来るから待っとってな?」
『うん、ありがとうねっ』
財「――・・・・別に俺何もしとらんやけど?」

フフッ光君って何か可愛いなっ
こういう人って素直じゃないっていうんだよね

財「ほなっ」
『じゃあねっ』

あっ・・・・何で白石君が私を呼んだ事を光君が知っているか聞くの忘れてた・・・
そしてわざわざ3年校舎まで来て・・・素直じゃないけど結構優しいんだねっ

そしてこの出来事が私の人生を変えるとは思わなかった・・・
こんなにも感謝の気持ちで一杯になるとは思わなかった
そしてこんなにも悲しくて苦しい思いをするなんてのも思わなかった・・・・


To be continued...



-あとがき----------


う〜ん。。明日テストだよ私?
何をやっているのか・・・・・さすが馬鹿だっ^^;;;
うん、言わないで・・・・わかっているから・・・・
ってか独り言とか可哀想ですよ私っ!!!
この連載全然進んでなかったからいちょう更新した^^
後一つ短編書けるかな今日?どうでしょう〜〜〜。。暇だったら書きます^^←←
ではではここまで読んで下さった絵梨架様ありがとうございました^^


2010-6-15





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