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『これ何っすか?』


空と君に       
 -第2章-トリップ


えーっと、さっき窓の方から音がしたから窓を開けてみたわけ
そしたらそこにビンがあったわけ
それも落ちそうなぐらいギリギリに置いてあったらから私は急いでそのビンを取ったの
そのビンは可愛らしい水色のガラスで中には手紙が入っていた

『何じゃこりゃっ?どっかの島からでも流されたか?』

いやいやそれはありえねぇーまずこの近くに海などない。。

『誰かが置いたという事か〜・・・』

でも誰が?

『いちょう開けてみよっと』

パカッ

私はビンの蓋(ふた)を開けた
そしてその中から手紙を取り出した

ポトッ

『うん?』

手紙を開いた瞬間何かが落ちた
私はそれを取らずにすぐ近くにあった椅子に座って手紙を読み始めた

『えーっと・・・
【このビンを拾ったあなたはラッキーだね☆
これはとっても不思議で貴重な魔法な手紙だよ
一緒に入っている飴玉あるだろ?
それを食べたら願い事が叶うんだよ♪
その飴玉を口に入れた瞬間に願い事を大きな声で言ってね☆
そしたら叶うから!!
ではあなたがこの手紙を読んで楽しめるように願います☆】

・・・・この手紙書いた人かなりイってるねっ』

飴玉ってさっき落ちた物か・・・
私は目の前にある小さな封筒を見た
そこには小さく『魔法の飴玉』っと書かれている事に今頃気付いた

『もし本当に叶うなら、私はテニスの王子様の世界へとトリップしたいな〜ww
そして仁王に会う!!vV』

そんなことが出来るならどんなに幸せか〜ww
私はもう一度床に落ちている封筒を見た
もしこれが本当ならとっても嬉しい・・・いや、言葉に出来ないぐらい嬉しい

『まぁ〜ありえないからねっ』

でもやってみるだけでもいいかな?

『それは駄目だよね。。もしあの飴玉が何か危ない食べ物だったらやばいし・・・』

でもな〜本当だったらどうしよう。。

『いやいやいやっありえねぇーからっ!!!何かの夢小説でもあるまいしっ!!』


・・・・


『やってみるだけはいいかな?』

別に死んでもいいしっ!!!
あっやっぱ今のナシっ!!
新テニの仁王が見れなくなるっ!!


・・・・


『あっ!そうだ!!
食べてみてやばいっと思ったらすぐにお母さんにメールしればいいんだっ♪』

私は携帯を取り出し
【変なもん食って腹がかなり痛い】
っと絵文字ナシでメールを打った

これであの飴玉を食べてやばかったらすぐに送信を押せばいいだけ。。
私って頭いい♪
よーしっ!!今、決戦の時っ!!(意味わからん←


私は床に落ちている封筒を取った
そしてセロハンテープを丁寧に取りそーっと中を覗いたらそこには小さな青い飴玉があった。。

『いや〜本当にあるとは信じてなかったが・・・でもあって良かったww』

問題はこれを食べたら本当に夢が叶うのか・・・

私は飴玉を摘むように取り出し怪しい目で見た
それは普通の飴玉、小さな店で売ってそうな飴玉、

『本当に大丈夫かな?
まっ!いいやwwささっと食っちゃおう♪』

パクッ


・・・・


『オエッまずっ!!!この飴玉まずっ!!!!!』

私は急いで携帯を取った

『ん?味が変わった。。甘くなった・・・本当に魔法の飴玉だね〜
あっ!願い事言わないとっ!』

私は携帯を置いて大きな声で叫んだ・・・

『テニスの王子様の世界にトリップしたーーーーーいっ!!!!!!!
そして仁王に会いたーーーーーーいっ!!!!!!!!ww』


・・・・


こんなんで良かったかな?ってかこれっていつ願うの?
まっお腹の異変もないしよかったかな
願い事叶うかな〜?


・・・・


『って!!!私信じちゃってるしっ!!!ありえないっ!!
これはただ試しただからっ!!こんな世界にあんな飴玉あったら大変な事になるからっ!!!』

ってか今の私誰かに見られたらかなりの変人に見えるだろ〜
独り言してるし急に叫ぶし
うわぁ〜私ってきもいね〜(今頃遅いから


私はあの飴玉の事を思いながら宿題をしていた

『本当に願ったらな〜まぁ〜ありえないけど・・・』

私はご飯を食べてお風呂に入って今日は早く寝る事にした

何故って?

起きた時にはトリップしちゃった〜ってありえるじゃん?


・・・・


何かもう信じちゃってるよ私。。

今の私・・・普通の学校に通い
家に帰ったら宿題をしたり漫画を読んだり休日には友達と遊んだり
これの繰り返し。。

この飴玉で本当にテニスの王子様の世界にトリップしたらどんなに嬉しいだろ
ありえないとは思うけど。。

でも信じてみたい
ただそれだけでいいんだよ
今出来る事はただそれだけだから・・・

『―・・・仁王に会えますように。。』

その一言が合図のように私は寝た。。


朝・・・


バッ

『――・・・自分の部屋だ。。』

そりゃ普通だよね。。やっぱりあれは誰かの悪戯だったんだよ。。
はぁ〜朝からテンション低いわ。。

「絵梨架!!あんたまた遅刻するわよっ!!」
『げっ!やばいっ!!』

私は急いで家を出た
でもそこには小さな白い猫がいた首には水色のリボンがあった

『――・・・あんた仁王に似てるね〜』

って何言っちゃてるの私っ!!

ははっ”
ってそんな事言っている場合じゃないっ!!
早く行かないとまた怒られるっ!!

私は猛スピードで学校へと向かった
けど、何かが私を追っているのを感じた・・・
私は止まって後ろを見た、そこには誰もいなかった・・・けど私が視線を下ろしたら・・・

『うん?って!あんたまだいたの!?』

何でさっきの猫がここにいるの!!??
結構走って来たんだけど・・・

「ニャ〜」

可愛えぇ〜ww
ってそうじゃなくて!!!

私はまた走りだした
けどまた誰かに追いかけられているのを感じた
私は走りながら後ろを見た、
そこには走りながら私を見てくるさっきの猫がいた。。

『まじでか〜』

まっ別にいいけど・・・
私はその猫の事はほっとき学校へと向かった


『あれっ!?先生がいないっ!!』

学校に着いたもののいつもの先生がいない(生徒指導の先生)

『って、もう10時じゃん。。』

はぁ〜教室に行くのもあれだしな〜
さぼっちゃおうかな?

『猫ちゃん〜あんたも一緒に行くかい?』
「ニャ〜」

おおっ!!猫が返事したぞっ!!

『よ、よしっ!!屋上へ行こうっ!!』

私は猫を持ち先生にばれないように校舎の中へと入った

『はぁ〜階段きつっ』

私は鞄に猫を入れた・・・ちょっと疲れたからね〜
体半分は出ているから大丈夫だよっ!私はそこまで鬼じゃないからっ!!

『よしっ!着いた〜ww』

私は鞄から屋上の鍵を取り出した
前、先生から屋上の鍵借りた時に合鍵作ったからww

『うわぁ〜w気持ちい〜っ!!』

私は屋上の鍵を開けて上の方へと登って大の字に寝転がった
隣には猫が丸まって寝ている

『可愛えぇ〜vV』

何だか眠くなってきた〜眠ろうっと

そして私は猫と一緒に寝た・・・


〜1時間後〜〜


眠ッ・・・・あれ?猫ちゃんは?

フワッ

何だここか〜・・・猫ちゃんあんた柔らかいね〜ww

ムギュ〜

『はぁ〜 気持ちい〜ww』
??「ちょっ止めんしゃいっ!//」

あれ?猫が喋ってる〜
うん?何か猫が人間に見えるのは何故?

『猫ちゃんおいで〜』
??「何なんじゃ、お前さんは?」
『え?何で猫が喋ってるの?』
??「失礼じゃのぉ〜俺は猫じゃなか」

うん?この口調どっかで聞いた事あるような…
そして私はやっと目が覚めた時…

『キャアァーーーーーーーーー!!!!!!
何でっ!!!!????にっにっにっにっ仁王っ!!!!!??????』
仁王「だから何じゃ?」


To be continued...



-あとがき-----------


><!!!!!!!いままですいませんっしたーーーーーーー!!!!!!!!
手ブロにはまちゃって〜ww
何か主人公、トリップしちゃったですね〜vV
そして仁王の事を間違ってムギュ〜しちゃってたねぇ〜ムカつく!!!
私が仁王の事ムギューしたいわァっ!!!!!(うざいうざい
ではこれからも頑張りますので応援よろしくお願いします^^
遅くなると思いますが;;


2010-3-7





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