「んー!中学校なんて久しぶり!!」



屋上から見渡す校庭は去年まで私が使っていたもの。



「あ、テニ部はっけーん!!」



そのまま私は屋上から飛び降り、愛すべき後輩の元へと飛び立った。

















君/僕 は 僕/君 が …





「とうっ!!」



う〜ん!!屋上からだいぶって最高!!

え?飛び降りて大丈夫なのかって??うん、大丈夫。

私は鳥だから!!

ぎゅんぎゅんと風を切っている間に気づけばコート前。

そして私がいつもすること!



「赤也ー!!!!愛してる!!!」



どすっ  と勢い良く地面に着地。

そして後輩にloveアタック。

もうこれまでにないくらいに赤也を抱きしめた。



「何だ!!??またおまえかよぃ!!!」



はいそうです。お前ですが何か??

なーんかブンちゃんも変わんないなー。



「ぶーんちゃん!先輩には敬語使わなくちゃ。ケ・イ・ゴ!そう景吾!!」



「すいません最後意味わかんないっす。」



そういうこと言わない!!でもいい子。

ちゃんと敬語使えてよかったね!!

そしてみんな相変わらずだな。

かわらな過ぎて困る!!少しは進化してほしいものだね。



そして赤也!!

貴方も!!

相変わらず可愛さ健在で!!

ちょっと抱きしめただけで顔真っ赤って…。

もー!!可愛いんだから!!!



「そこらへんでやめとけ。」



げ・・・真田・・・。



「いーやーだー!!」



「わがまま言わないでください。」



ちょっと真田!!敬語は使うか使わないかはっきりせんか!!

そして私は真田に、赤也はブン太にひきはがされる。



「やだー!!私のハートは赤也を求めてるの!!」



「ばっか。何しに来たんですか。」



酷い!!柳生にまで馬鹿って言われた!!!

この似非紳士め!!



「何ってそりゃ・・」



「赤也に会いに来た確率98.8%。」



何でわかるのよ!!

まあそりゃそうよね。

それは置いといて・・・



「みなさん。部活しなくていいの?」



え?みんな あ・・・ みたいな顔して。

もしかして忘れてた??



「どうでもいいや。とりあえず赤也。一緒に殺ろう??」



「え…遠慮しときます…。」



まあそりゃ真田のこと殺りたくても法律的に駄目だよね。



「つーかお前帰ってくださいよぃ!!一応高校生でしょ??」



あらブンちゃん。案外心配症??

私のこと好き??



「でも・・・でもだめよ!!私には赤也しかいないから!」



「何がだよ・・・。」



そこっ!!ボソッと文句言わない!!!

しかもジャッカルのくせして生意気だ!!!



「ってか速く練習行きなよ。」



「「誰のせいだよ!!」」



「へ?私のせいでしょ??」



そりゃ私が足止めしてるんだもん。

私のせいでしょうね。

ってかうちにも団結力ついてきたね。



「とーにーかーくー!!!行ってらっしゃい!!」



つーことで強制退場。

みんな頑張ってね☆←



「で、何しに来たんじゃ。」



あ、仁王じゃん。



「さっき柳が言ったでしょ!!」



それでふーんとみんなのほうを見る仁王。



「そうだ、ユッキーは元気??」



「手術は成功したらしい。」



ならよかった。



「仁王老けた??」



「俺だって年はとるぜよ。」



あら、老けたのね。



「あんた何でここにいるの。」



「あいつらの練習見てるんじゃ。」



「そういやあんた練習でなさいよ!!早く!!」



と、大切なことに気付いてあげた私は

軽くアイアンクローをかまし、メキメキと頭がい骨をきしませる。



「痛い痛い痛い痛い!!!」



そんなに痛くないでしょーが!!



「私の赤也に対する愛はこれくらいよ!!!」



と、私の愛の力を十分にわからせたので放してやる。



「ったく・・・ほんとにおまんは赤也が好きじゃの。」



笑うな仁王!!

ペテン師だからっていい気になるなよ!!!



「言っとくけどね、私は本気で赤也が好きなんでカラね!!」



「じゃあ告白すればよか。」



いやもう完全にしたよねさっき。



「さっきの画私の完全なる愛情表現なの!!」



「そんなこと言わずに普通に聞いてみるぜよ。」



私普通に聞いて・・・!!!!

ないね。

いつもいっぽうてきだったね。そういえば!!



「わかった!!有難う仁王!!」



なーんてことでまた愛しの赤也のもとへ駆け寄る。



「単純じゃの。」



なんて言葉は私の耳に入らなかった。









「赤也!!」



くるっと振り返った赤也はまた飛び疲れるんじゃないかって身構えていた。

…駄目だ。キュン死にしそう。。。

可愛すぎるぜ!!!



「な・・・なんですか!!!??」



叫ぶことなかろうに。

まあでも赤也だから許しちゃう私はまだまだ甘い!

これが真田だったらもうこの瞬間に血祭りだっただろう。

さて、そろそろ本題へ。



「赤也ってさ、私のこと好き??」



普通ってこれでいいの仁王??



「・・・へっ!?いやっ・・・あの・・・!!!」



焦ってるところも可愛いく見える私はもうだいぶ駄目だと思う。

まあこれ以上困らせるのもかわいそうだから。



「んー!何でもない!!!ほっといてイイよ!!!」



「・・・え?」



あぁ。驚いてる顔も可愛いよ!!!



「じゃあ私帰るね。さよなら赤也とそのおまけたちよ!!」



おまけは流石にひどかったかな??

まぁいいや。

愛しさ補充できたしね!!



でもね、ほんとは私、赤也が私のこと好きじゃなかったら、

嫌いだったらって考えると怖かったんだ。

いつもその言葉から逃げていたから。



「あの!!俺だって・・・!!」



「へ?なんか言った??」



空耳かな??

空耳アワー系??

愛しの赤也の声が聞こえてきたような・・・。



反応なし。



じゃあいいか!!帰っても!!









「俺だって先輩のこと好きっすから・・・」



う〜ん今日は空耳多いな。

『俺タティーノ心配酢漬けですから』

って聞こえたような・・・。

まあいか!!



うん、明日もここに・・・

あ、来られない。テストだ明日!!



ヤバいな、勉強してねぇ。

赤也のところ来てる場合じゃなかった!!!



そうして私は中学校を後にした。







管理人-絵梨架から

雄さん!!!こんなに素敵な夢小説ありがとうございます!!!
全然グタグタじゃないですよ!!!ww
もう赤也が萌えるwwちょー可愛い!!!試合中の時は悪魔ですが・・・そこも萌えますvv
でも照れてる赤也ってもう胸キュンで死にそうなぐらい好きです!!!
は〜赤也好きだわww仁王の次に好きww
では雄さん本当にありがとうございます!!
では管理人の絵梨架でした^^


2010-2-21





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