いつもの昼休み。

平和な一日のはずなのに。

あいつのせいで大変な一日に立った。



「ぶっちゃけ絵梨架って仁王の事スキでしょ??」



「何ですと!!??」





なななな・・・・・なんてことを聞きますの!!??





気づいて、ペテン師様。







 

「別に好きな人とかいないし・・・?」



「ふーん。つまんね。」



あ〜焦った。

さらっと返事したけどじつはパニクってました。

あたしはね、普通の女の子だけど恋愛とか興味ないことにしてんの。(自己設定)

だから仁王の事スキなんて明かせるわけないんだから!!

たとえ親友だとも!!



「じゃあ誰が好きなのよ。」



あぁ〜恋バナからぜひ離れてほしいね!!



「だれってね、男子なんて所詮ゲームの話するだけの道具なんだからね。」



「絵梨架ったらひどーい!!」



酷くない酷くない。

本心は違うんだから!



「なんでよ〜。自分に正直になりなさい!!」



「やーだーねー。」



正直になったらまあそのなんだ、色々駄目なの!!



「でもね、ぜーったい仁王と仲いいって!」



そうかもね〜、そこらへんのミーハーとは違う感じですり寄ってるから。←

つーかしつこい!!わが友よ!!



「だーかーらーなーんーでー仁王の事好きじゃなきゃいけないのよ!!!!!」



…シーン

沈・黙☆

やッベー!!あたしやッベー!!!!

何で叫んじゃったのさ!!??



「…俺がどうかしたんか?」



いやぁああああ!!!!!

くんな!!ってか来ないでください!!



「別に、さっき言った通り。何でもない。」



ハイゴメンナサ。ほんとは何でもなくないんだけどね。



あれ??何だか仁王君淋しそう…?

まさかね。



「おまんは俺の事好きじゃなか?」



「そうなるんじゃないかな?」



嫌いとは言ってませんよ〜

否定もしてないんだからね〜



「そうか・・・俺はおまんのこと好いとうたんじゃけんの〜」





「あんたはそうでも相手がそうとは限らないんだから。」



そう言って出てっちゃた。

・・・て、はい?

今なんて?

好いとうた???

好きだと・・・?

ちょっとちょっとちょっとぉ!!!!!!!!

何しちゃってんのあたし!!

てかすげくね?

一般市民がみんなのペテン師を騙しちゃったよ!!



・・・じゃなくって!!!!

仁王が私の事好きだって!!?



まてぃ。嘘かもしれんぞ。

いや〜でもね〜本当・・・?

んなことだらだら考えてたら言われたんだ。



「仁王の事追いかけなさい絵梨架!!」



その親友の言葉とともに放たれた殺気のオーラは



とてつもなく黒かった。



あたしなんか返事もできなく

その言葉に間髪いれずに教室を駆け出した。





「お゛い゛ぃ゛ぃ゛・・・仁王〜。」



はぁはぁと息を切らして彼を追いかけたあたしはもう死ぬんじゃないかってくらい息を切らしていた。



「なんじゃ、おまんか。」



やっば。コイツ超機嫌悪そうじゃん!!

あたしのせいかよ!!



「さっきはなんてこと言ってくれたの??」



そうじゃないよ絵梨架!!!

もっと素直になりなさい!!!



「・・・おまんは俺の事好きじゃないんじゃろ?」



いやいや。好きです。ものすご〜く。



「…嫌いじゃないわよ。」



そうじゃなくて!!

好きって言いなさい自分!!



「好きじゃ、ないんじゃろ。」



今度こそ…!!



「好きじゃないなんて言ってないじゃない。」



「ツンデレじゃの。」



滅相もない!!

確かにはたから見たら(てか自己設定から行くと)そうだけどね。

ほんとはあんたの事好きなんだからね。



「ツンデレね。一応有り難く受け取っておくわ。でもね、この性格だからこそ言えないことってあるんだから。」



精いっぱいの『好き』って言葉。

気づいてくれればいいんだけど・・・。



「その・・・言えないこととはなんじゃ?」



痛いことついてくるな・・・。

やるね〜

・・・じゃなくて!!!



「あんたがさっき言ってたことじゃない。」



これで分からなかったらあんた馬鹿!!!!



「ふーん・・・じゃあその言葉、おまんの言葉にしてみんしゃい」



え・・・えぇ・・・

あたしの言葉って・・・・。



「早く言ってみんしゃい。」



いつの間にか真剣な顔つきなってた仁王。

言うしかないのかな・・・。



「・・・あたしは、仁王のことが・・・」



「俺のことが・・・?」



好きって言葉を言うのがこんなに緊張するものなんて知らなかったな。

だってさっきふつうに言ってたじゃん仁王。



「・・・好きだよ。」



・・・やばっ。

きっとあたし顔真っ赤だよね。

どうしましょ。



「そうか、よかった。」



「・・・フンッ」



「本当の事を言うとな、好きじゃないって言われた時本気にしとったんじゃ。ペテン師もだまされることだってあるナリよ。」



意外。やっぱあたし仁王の事騙せてたんだ。

凄いなあたし。



「ふん。じゃあさ、あたしはもう帰っていいのかな。」

「だめじゃ、この後の授業はさぼるぜよ。」



・・・は?何いっちゃってんのコイツ。

あぁ〜何か覚めてきたな。

ほんとにこんな奴に惚れてたのあたし。



あり得ないね。



「まあいいからさぼるなり!!」



「ちょっ!!」



こら!!!無理やり腕引っ張らない!!!

ってかどこ行くんだよ!!



「あんた!!!どこに連れてく気なのよ!!」



「教室じゃ。」



あれ、先程はさぼるとか言ってなかったけ??



「何故に!?さぼるんじゃないの!?」



「おまんが教室行きたいって言ったから帰ろうとしたんじゃが・・・さぼりたいのか?」



滅相もない!!

そんなこと言われてもあたしにどうしろって言うのよ。



「ほらほら、行くぜよ。」



「どこに!!」



「絵梨架の好きな所ナリ。どこいくか?」



「そんなこと言ったって!!無理!!」



はぁ・・・。

この人にはついていけそうにないな。

自由奔放。傍若無人。

おまけに詐欺ってきたら・・・。



だめだ。仁王と一緒にいて安心できる日なんてありそうにもない。





私の日常は

非日常になりそうです



〜END〜



管理人-絵梨架から

相互記念で雄さんから頂きました!雄さんありがとうございます!!!!
こんなに素敵な仁王の夢小説を〜。。
主人公と私の性格がとても似ているのでとっても喜びました♪
雄さんと相互出来てとっても嬉しいです!!
いつか雄さんのリクでブン太と蓮二の夢小説を書きます!!相互記念でねww
遅くなると思いますが待ってて下さい!!
では管理人の絵梨架でした^^


2010-12-28





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