ねぇ〜どうしてその子と一緒にいるの?もう私の事嫌いになったの?
私はまだ君の事好きだよ・・・もう好き過ぎて君の事しか見えない。。

だからまた私の事好きって言って・・・・・嘘でもいいから・・・


「のぉ〜優子、ちーっと聞きたい事があるんじゃが・・・」
「うん?別にいいよww」

私の元彼・・・仁王雅治
半年前ぐらいに別れた・・・・それも仁王から・・・・でも私はまだ仁王の事が好きなんだよねぇ。。
仁王は多分あの優子の事が好きになったんだよね?・・・・だから別れたんだと私は思う。。

「絵梨架!大丈夫か〜?またアイツの事で悩んでいるだろ〜?」
「翔は何でもわかるね・・・」

翔は私の幼馴染で小さい時からの相談相手だった
そして私がまだ仁王の事が好きってわかるのも翔だけ・・・


「絵梨架っ!ww今日遊びに行かない?」

この事を言ってきたのは優子・・・
優子とは3年間同じクラスだったから結構仲が良い。。
でも仁王が優子の事が好きとわかって最近は優子に対してヤキモチなどイラ立ちが出来た。。

――・・・・・優子は悪くない・・・・わかっている・・・・・でも。。

「駄目・・・かな?」
「あっ!ううん!今日暇だし大丈夫だよっ!」

本当に暇だしね・・・

「じゃあ〜ゲーセンに行かない?久しぶりに絵梨架と行きたいんだよねww」

仁王と行けばいいじゃん。。

「うん!私も久しぶりにゲーセン行きたいなっ!」

嘘を付いた・・・本当はゲーセンなど行きたくない、帰って眠りたい。。

優子はほかの男子からも人気で可愛いし優しい・・・仁王が好きになるのもわかる・・・

私の何が足りなかったの?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「のぉ〜・・・もう別れへんか?」
「えっ・・・」
「他に好きな奴が出来たんじゃ・・・すまん。。」
「――・・・別にいいよその人と付き合うといいねっ!」
「――・・・じゃ〜のぉ」


「おいっ!絵梨架!起きなさい!!」
「いてっ!」

何だ・・・・またこの夢か・・・
私は寝ていたから先生に教科書で頭を叩かれ起こされた
クラスの誰かは小さい声で笑っていた、私はただ苦笑いをして先生を見た

あの時・・・少しはわがまま言っても良かったかな?
もう私の事好きじゃないの?好きなヤツって誰?
でも、今頃言っても遅いよね・・・・好きな人は優子とわかっているし。。

もう・・・後悔で私の心が潰されてく。。


放課後になった・・・

優子は先生に呼ばれたみたいで少し遅くなるみたい。。
学校が終わったすぐなのに教室には誰もいなくて
廊下からも何も聞こえない

「落ち着いていいや〜」

ガンッッ!!!!

っ!?

「ふざけるなっ!!!」

えっ?今の声、誰?
私は廊下を左右と覗いた
そこには・・・・翔と仁王がいた――・・・何であの二人が一緒に?

そして私は今頃気付いた私の目に映っていたのは翔が片手で仁王を壁に押し付けている

何が起こったのっ?――・・・・何か・・・怖い・・・

さっきの音で仁王の背中はかなり痛かったのだとわかる
仁王の方が少し身長が高いため翔の事を上から睨め付けている感じ。。

何・・・で?

「お前さんには関係なか・・・」
「関係あるだろうがっ!!!」

翔はさっきより強く仁王の事を壁に押し付けた
私には何の話をしているのかまったくわからなかった


「っ!?絵梨架かっ!?」
「!?」
「あっ・・・ごめん。。」

翔に見つかってしまった・・・・・もちろん仁王にも。。

「(やばい・・・どうしよう。。)」
「今の話、聞いていたか?」
「――・・・」

翔は少し焦っている様子・・・それに対して仁王は無表情でどこか遠くを見ていた。。

「うっ・・・ううん聞いてないよっ」
「本当にか?」
「うん・・・音がしたからちょっと見てしまっただけ。。」
「じゃ、話は聞いてないんだな?」
「うん・・・」

翔はほっとした顔で頭を掻いた・・・仁王はただ無言で。。

「あっ!絵梨架っ!!どこ行っていたの!?探したんだよっ!?」
「あっ!ごめん。。」
「早く行こうっ!!」
「うっ・・・うん」

私と優子は翔と仁王達を置いてゲーセンへと向かった。。


「何話してたの?」
「えーっと、わからない。。翔と仁王が話をしてたみたいで・・・」
「見つかっちゃったみたいな?」
「――・・・うん。。」
「へぇ〜そっか」

私と優子はゆっくり歩きながら話をした

「あっ!プリクラも撮ろうね♪」
「うんっ!」

私はなるべく笑顔で優子と喋った
翔と仁王が何の話をしていたのが気になって優子の話に集中してなかったから・・・


〜♪♪


この着信は私の携帯だ・・・・それも電話。。

「ごめんっ!私の携帯だっ!!」
「別に大丈夫だよ〜ww」

私は携帯の待受けを見た・・・そこには『翔』とあった

「もしもし?」
『あっ!絵梨架か!?』
「そうだけど・・・?」
『今どこにいるっ!?』
「えーっと今はゲーセンに向かっている途中だから・・・」
『わかった!今から行くからなっ!』
「えっ?」

プツッ

何か翔焦っていたな・・・どうしたんだろう。。

〜♪♪

「あっ!次は私の携帯だっ」

っと優子は鞄の中から携帯を取り出した

「――・・・・うん、・・・・――うんっ!わかった!」

ピッ

「ごめん絵梨架っ!私急に用事が出来て・・・
お母さんが急いで来いって言ってきたから・・・・本当にごめん!!」

優子は私の前に手を合わせて申し訳なさそうな顔で見てきた

「別に大丈夫だよっ!!早く行かないとお母さんに怒られるよ!!」
「あっ!!ごめんね、また次遊ぼうね!じゃバイバイ!」
「バイバイ!」

っと優子は走って家へと向かった
翔が何の用で私に会いに来るかはわからないけどいちょうゲーセンで待っとかないとねっ
私は人ごみの中を一人で歩いた。。


「翔遅いな〜・・・」

私はゲーセンの中に入ったものの翔はまだ来ていなかった。。
そして私はただ翔が来るまでベンチに座っていた

「よっ!そこの女子高生ww」
「えっ?」

そこにいたのはチャラチャラした男三人がいた・・・

「俺達と遊ばないか〜?♪」
「すいませんけど・・・ちょっと人を待っていて。。」
「女子高生の皆はそう言って毎回逃げるんだよね〜」
「ちょっとっ辞めて下さい!!」

私は三人の中の一人に腕を掴まれた

やだっ怖いっ!!


「そこ、どきんしゃい・・・俺の女に手出すんじゃなか」

えっ!?に・・・仁王っ?どうして・・・?

「お前誰だよっ!!」
「さっき言ったじゃろ、そいつの彼氏じゃけ」
「くっ、男持ちだったのかよっ!?おいっ行くぞ!!」

男三人はどこかへと行ってしまった。。

「大丈夫じゃったか?」
「えっあっうん。。大丈夫だよ・・・」

お礼言わないと・・・でも何故か言えない・・・・私こんな所が可愛くないんだよね

ってかさっき仁王・・・・俺の女とかそいつの彼氏とか言ってたよね?
っ////やばいっ顔が赤くなるのがわかるっ

「――・・・本当に大丈夫なのか?」
「えっ!うっうん、大丈夫だよ・・・・・って何で仁王がこんな所にいるの?」
「翔から聞いたんじゃ」

翔から!?

「そう〜・・・・翔はどこにいるの?」
「さぁ〜の」

仁王は私が座っていたベンチに座った、もちろん私の隣。。
何か久しぶりに仁王とこうして座ってドキドキした
とっても嬉しい・・・またこうして隣にいる・・・それだけで嬉しかった。。

今日が最後の日と思ってこの時間を大切にしいたいと思った


「お前さん、元気にしとったか?」
「――・・・・まあまあかな、仁王は?」
「最悪じゃ」
「えっ」

最悪?何でっ普通、逆じゃないの?

「翔には殴られるしのぉ〜あれは痛かったの」
「っ!?翔に殴られた!!??」
「うん?そうじゃよ・・・・好きなヤツにはちゃんと好きと言えってな。。
アイツは言わなんかったのに、何じゃあの態度は・・・・」
「――・・・・好きな人には好きって言ったの?」
「――・・・・まだぜよ」
「早く言ってこれば」
「うん?」
「こんな所にいたら駄目でしょっ!早く好きな人の所に行ってよっ!」
「――・・・・妬いているのか?」
「っ!?べっ別にそんなんじゃないっ!」

もう嫌だっ・・・・!こんな私がもう嫌いっ・・・・

「絵梨架」
「何よっ」

フワッ

「っ!?」

何でっ…?

仁王は私の髪に触れ、次に頬にゆっくりと移動していった
私の頬を撫でながら私の目を真っ直ぐに見てくる。。

「何で…?////」
「好いとうよ」

私が声をあげる前に私の口は仁王の口によって塞がれた
長い、長い甘いキスをした・・・・いままでの時間を埋めるようなキスをした

「っはぁっ・・・」
「ククッ昔と変わらないのぉ〜」
「えっでも・・・っ仁王って優子の事が好きじゃなかったのっ」
「うん?あれはちーっと相談に乗って貰ってただけじゃ・・・・絵梨架の事でな」

っと仁王は私に微笑んだ

「じゃ何でっあの時別れようって言ったのっ!?」

何故か涙が出てきた
嬉しくて泣いているのか、悲しくて泣いているのか・・・・・わからなかった

「――・・・お前さん、翔が絵梨架の事好きってわかってないじゃろうぉ」
「えっ?」

嘘っ

「じゃから俺より翔の方が絵梨架と似合っているじゃろうっと思ってな
そしたらのぉアイツ、俺の事殴ってきたんじゃっ
絵梨架の好きなヤツはお前だからそんな事されても嬉かない・・・・ってな」
「――・・・・全然わからなかった」

ギュッ

「じゃから、もうお前さんの事は・・・・・離さないぜよ」

っと仁王は私の事を優しく大きく抱きしめた

「仁王好きだよ」
「ククッそんな事ぐらい分かっているぜよ」

私達の今までの半年は何だったんだろう
ただの擦違いでこんなに変わるとは思わなかった・・・

でもこの擦違いがあったらかこそ私達の愛はもっと深くなったと思う。。


Pass each other...of love



-あとがき----------


やっと終わった!!!!!
この小説は蓮さんのホムペ公開記念で書きました!!♪♪
これかなり悩んだから・・・最後はもう「えーいっ!もうキスさせちゃえっ!!」
っと初めて小説にキスをしている所を書きました^^なのでかなり変でしたね〜T_T
そして翔っ!!!お前は何ていい男なんだ!!!!自分で言うのもあれだが・・・^^;
それでも私は仁王が好きだからーーーーー!!!ww(最低←
はぁ〜蓮さんっ!!こんな駄目小説ですが受け取ってください!!!
では管理人の絵梨架でした^^


2010-3-1





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