「絵梨架、何でテニス部の練習見に来ないんやっ?今日は必ず見に来い、必ずやで!」
「出来たらね!」

私の通っている学校・・・四天宝寺高校
ここの学校には全国でも有名なテニス部がいる、ついでにみんなカッコいい。。
私は東京の氷帝学園中学から来たためもちろん友達とかいなかった

でも1年生の時に最初に私に喋りかけたのがあのテニス部の忍足謙也だった・・・
それから私はテニス部とも等しくなった・・・
でも女子からのいじめが怖かったためあまりテニス部とは喋らない様にしていた

・・・・・でも謙也君だけは私に毎日喋りかけてくれた

それが原因だったのか私は謙也君の事がすきになっていった。。
謙也君と最初に会った時は本当に面白かった・・・・


「な〜君って東京から来たんやろう?どこの中学校から来たん?」

私はびっくりした顔でその人を見た・・・・そこには優しい目で私を見ていた男子がいた

「あっすまん、急に聞いて驚いたやろう?
俺の名前は忍足謙也っていうねん!よろしくな!」

うん?忍足って・・・・

「よろしくお願いします・・・・あの〜1つ聞いてもいいですか?」
「うん?何でも言ってええよ!」
「もしかして忍足侑士と知り合いですか?私氷帝学園から来たので・・・・
あっ!間違っていたらすいません。。」

謙也君は少しびっくりした顔で私を見ていた
でもすぐに笑顔になって言った・・・

「氷帝学園から来たん?なんや、結構気が合いそうやな!俺と侑士は従兄弟なんや!」
「えっ!そうなんですか?なんか雰囲気が似ていたので。。」
「そうなん?ほかのテニス部からもしょっちゅー言われるんねん!」
「謙也君もテニス部何ですか!?」
「そうや!あっお前の名前はたしか絵梨架っちゅー名前だよな?」
「えっ!?何で知っているの?」
「さっきクラス表で見たで!」
「そうなんですか。。」
「まっパートナーやからそれくらい見るで!それから敬語使わんでええよ、同級生やからなっ」
「あっ!ごめん、何か東京ではずっと敬語で言っていたから。。」

それから私達は笑いながらいろんな話をした
私はたぶんこの日から謙也君の事を好きになっていたんだはず・・・
でも謙也君はカッコいいし皆にも優しいし絶対にファンの子がたくさんいるとすぐにわかった・・・


「絵梨架、何でテニス部の練習見に来ないんやっ?今日は必ず見に来い、必ずやで!」
「出来たらね!」

謙也君と出会って2ヶ月ぐらい経った後、
急に健也君がテニス部の練習も見に来て欲しいっと言ってきた・・・・

でも私は絶対に行きたくない

なんでって?
それはもちろん・・・あのテニス部のファンの子達だよ。。
なんか怖いし・・・あまり関わりたくないから・・・
でも謙也君は来て欲しいっと何回も言ってくるので少しは見に行こうかなと思った・・・

でもね・・・・

「キャーーーーー!!白石君カッコいい!!!!ww」

そこにはテニスコートをたくさんの女子が囲むファンの子達がいた・・・
予想はしていたけどこれほどとは。。

「てか・・・少しどころか全然見えないんですけど・・・」
「キャーーー!@今の見た!?
謙也君ちょー足速いんねん!!!!wwもう優しいし、憧れの彼氏だわvv」
「だよね!謙也君は可愛えぇよ!もう理想の彼氏やっww」

っとファンの誰かが喋っているのは聞こえた・・・
はぁ〜やっぱりモテるよね・・・

「帰って勉強しよう。。」


私は家に帰って自分の部屋へと向かった・・・・鞄はベットへと軽く投げた

「勉強する気ないな・・・・」

そりゃそうだよね・・・
さっきの謙也君のファンの多さにびっくりしてもう諦め半分の私になったのだから。。

ピロリン〜♪

うん?

メール・・・・誰からだろう。。
私はさっきベットに投げた鞄の中から携帯を取り出した・・・・そこには・・・


『よっ!謙也やで!!
今日練習見に来たんやってな?
白石から聞いたで!ありがとうな!
次はもっと近くで見に来いや!!
絵梨架だけ特別やけん!!
だからほかの女子は気にしなくてええからな!』

え!?もしかして私白石君に見られたの!?
うそ・・・・私からは全然見えなかったのに・・・でも何か嬉しいなぁ。。

また見に行きたいけど、なんかファンの子達が怖いし。。
う〜ん・・・明日決めるか!

あっ、このメールの最後って・・・・やっぱり謙也君も気にしてたんだね。。
そしてこの優しさにもっと好きになる私がいた・・・・


そして朝・・・・

私はウキウキしながら学校へ行く準備をした
謙也君とのメールでもうファンの子達は気にしてない

「あら、今日は機嫌がいいみたいね」
「えっ!そう?」

私が玄関で靴を履いている途中に急にお母さんが言ってきた

「そうそう、何か恋する乙女の目をしている(ニヤニヤ)」
「えっ!そんな事ないよ!!///じゃもう行くね!!」

私はお母さんから逃げるように急いで玄関から出た

学校へ着いた時、少しテニスコートが気になったけど
謙也君とはクラスも一緒だしすぐ会えると思ったら急いで教室に向かった・・・

「おっ!絵梨架ちゃんやないか!久しぶりやな!!」

私が階段を上っている途中上から白石が歩いてきた

「白石君、久しぶり!」
「昨日、謙也から無理矢理来いって言われたんやろう?なんかすまんな〜・・・」
「あっ昨日の練習の事?別に大丈夫だよ!」
「あんなヤツのどこが好きなんや?アイツ変態やで?」

えっ!謙也君って変態なの!?・・・・・へ〜初めて知った。。


??・・・・待てよ。。今白石君なんて言った?

「大丈夫やで!謙也には言わへんよ!!まっ諦めずにエクシタシー☆な恋めざせやvv」

って!ええええ!!!!????何で知っているの!!!???

「いやっ!それは!!!///」
「う〜んww照れてる絵梨架ちゃんも可愛えぇなvV」

って謙也君より白石君の方が変態じゃないの・・・・!?

「まっ!頑張れや〜!!」

っと白石君は去って行った。。

「何で知っているの・・・・///」
「何の話しとんねん?」
「わっ!?け・・・・・謙也君っ///」

そこには朝練が終わった後なのか少し疲れた顔で謙也君がいた

「何で顔赤いんや?」
「えっ!!べっ・・・別に!!///」

やばい!もう顔がすごく熱くて自分でもどのくらい赤いか想像できる・・・・

「なんや?熱でもあるんか!?」
「えっ!熱はないよ!!」

フワッ

!!??

「じゃ何でこんなに熱いねん?」

って!やばいよこれ!!!!
今謙也君が私の前髪を上げて私のおでこに手を当てている・・・・やばいもっと熱くなるじゃん!!

「これ熱やで!何で学校来たねん!?今から保健室行くでっ!!」

えええ!!??
謙也君は私の手を取って急いで保健室に向かっていった。。


ガラガラ・・・・

「すんません!ちょっとこの子が熱あるんで・・・・・って先生いないやん」

やばい!!!今謙也君と・・・・手繋いでるっ!!!!///

「――・・・・///」
「う〜ん先生いないんやけど・・・・まっいちょうベットで寝とき!!・・・・・って・・・・あ」

やっと気付きましたね・・・・///

「悪い!!///いつのまにか繋いでたや――・・・・・///」

謙也君も顔赤い・・・・何か嬉しい私って変態?

「別に大丈夫だよ!//」
「――・・・・//じゃ!いちょうベットで寝とき!!//」
「うっ・・・・うんっ」

って私熱じゃないのに寝ていいのかな?
でも謙也君ともう少し二人っきりになりたいしいいよね?

「う〜ん俺ってあんまり看病した事ないねんやけど・・・・まっ適当にええってちゅーことで!
おっ熱さましシートあったで!ほれ、おでこ出してみ!!」

っと謙也君が私の元へ来て急にそんな事を言ったからまた顔が赤くなった気がした・・・

「うんっ///」

私は少し前髪を指で右側へと寄せた・・・・

「よしっ!出来たで!!」
「あっ・・・・ありがとう・・・・///」

私は少し俯いて言った・・・・

「う〜んこれからどうするんねん?
先生もおらんし・・・・一人は看病してないとダメやしな・・・・俺授業サボるわっ!」
「えっいいよ!!大丈夫だから!!もう授業に戻っていいよ!!ありがとうね!!」
「俺はダメや!絵梨架が心配やけん!!だから俺の事は気にせんでええよ!!」
「え・・・・うん・・・・・ありがとう。。」

謙也君は笑顔でそう言ったからとっても嬉しかった。。


それから謙也君はずっと隣にいてくれた・・・・そんな優しさにもっと好きになっていく私・・・
でもなってはいけないのを我慢している。。
時間が止まればいいのにって思っているのは私だけかな?
この恋が叶わなくても今だけでいいから隣に謙也君がいるだけで幸せだった・・・・今だけ・・・

「な〜絵梨架って好きなヤツとかいたりするやろう?」
「えっ!あっ・・・・って!えっ!!!???」

少しボーっとしていたため急に謙也君が喋ってきたからびっくりした
なんで急に私の好きな人いるのか聞いたりするの?

「あ・・・・ごめん、少し考え事していたから。。
好きな人は・・・・いるよ・・・でも叶わないからいいの!謙也君はいるの?」

私は好きな人はいると発言したけどもう叶わないしと思って。。
そしてなるべく気にしてない様子で言った

「ふ〜ん・・・・俺は好きな子ぐらいおるで・・・・でもそいつ鈍感にもほどがあるんやで。。
だから俺の気持ちには気づかないっちゅーこと!!
でも俺は諦めないで!!絵梨架も諦めずに頑張りや!!!」

ドキッ

好きな・・・・子?・・・・そりゃもちろんいるよ・・・ね?
でもこうして聞くと私の心臓が締め付けて苦しい・・・・本当に苦しい。。

諦めるなって言っても・・・・謙也君が私の好きな人だし・・・・
謙也君も諦めてないんでしょう?じゃ私に諦めるなって言わないでよ。。
もう意味がわからなくて頭がおかしいよ・・・・

「絵梨架!大丈夫か!?顔色悪いで!!」
「えっ・・・・あっ・・・・うん、大丈夫だよ。。ごめんね、心配かけて・・・」
「別にええで?でも気分が悪くなったら必ず俺に言うんやで?」
「うん・・・」

もう駄目だ・・・・泣きそう・・・
優しくされたらなんで泣きそうになるのかな?
一緒にいたい人と一緒になればなるほど苦しくなるのは何故だろう?

「――・・・・鈍感にもほどがあるで。。」

えっ?今謙也君何て言ったの?

「絵梨架ってさ〜鈍感やで!
俺が一番喋っている女子は絵梨架だけやで?
好きな子が練習見に来てくれたらどんな男子でも嬉しゅうに決まっている・・・・
絵梨架誘ったんやけど・・・・見にくれたのは嬉しいで・・・・でもな、はよう気づきっ
俺の好きな子は・・・絵梨架やで?
ずっと好きやったんやけど・・・・気づかんやからもう言ったで。。」

えっ・・・・うそ・・・・
謙也君は私にしか喋りかけなかったわけじゃない・・・・でも私に一番多く喋りかけてた?
私だけを誘ったもののファンの子達の方が見に来てたし・・・・

「えっ・・・・この状況・・・・・俺振られるんちゃう!!??
やばっ!ちょっと時間くれ!!そしてまた告白するけ!!」
「フフッ・・・・」
「っ!?」

あっ・・・・つい笑ってしまった。。
でもなんかとっても嬉しくて・・・まだ信じられないけど、今から少しずつ信じていこうと思う。。

「私も謙也君の事がずっと前から好きだよ!!」
「えっ・・・俺の事嫌いちゃうん!?良かった・・・・;;あの白石めっ」

うん?白石が何か言ったかな?

そして私は謙也君と付き合う事になってこれからもずっと隣にいる。。


ただにいるだけで・・・

(私の心は片思いだったあの頃を思い出す・・・)



-おまけ----------


俺と絵梨架が付き合う1週間前・・・・

白「俺いい情報貰って来たで!」
謙「何やいい情報って?」
白「なんとな・・・・絵梨架ちゃんは変態が嫌いって聞いたで♪」
謙「なっ!?俺変態ちゃうで!!!それ誰から聞いたんや!!??」
白石「う〜んそれは秘密やでww」

っとここで少し落ち込んでた謙也君でした。。



-あとがき----------


あーーーーーー!!!小夜さん!!遅れてすいません!!!!
そして何かgtgtですいません!!!T_T関西弁とかもうまったく知らないので。。
漫画とか何回も繰り返して読みましてね・・・・たまに仁王の喋り方を打って間違えました←←
ではリクして下さってありがとうございます!!!
遅くなるとは思いますがいつでもリクは募集中です!!では^^


2010-1-5





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