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秀樹「なぁなぁ!絵梨架って呼んでもいい?」
『――・・・・・何なのお前?』


Sweet Love
 -第9章-名前


秀樹「俺の名前は佐藤秀樹です!これからよろしくっ」

おいおい・・・・まじでかよ・・・・何でこんな奴とクラスが一緒なのよっ

仁王「知り合いなのか?」

っと仁王はあの男子を見ながら私に言った

『――・・・・知り合いというよりお父さんの仕事仲間の息子』
仁王「ふ〜ん・・・・」

「ねぇねぇ!彼女いる!?」

っとミーハー共・・・

秀樹「いませんっ、でも婚約者はいます!」

ギクッ!何でそんな事を言うのよっ!!

「ええぇ〜じゃあその人と付き合ってるんじゃないの?」
秀樹「う〜ん・・・・付き合ってはいないよ、親が勝手に決めてな・・・」

何だ・・・・あんたも親に決められたのか・・・

「で誰なの?」

あいつ等後で校舎裏に呼び出しだ・・・・・

秀樹「う〜ん、本人が嫌かもしれないから教えない♪」
「あっそうなの///」

あの笑顔で顔を赤くする女子は少なくない
――・・・・・・何?アイツにお礼言わないのって?まさかっ、あれが普通でしょっ

仁王「もしかして・・・・・お前さん?」


・・・・


さすがとしか言いようがない・・・

『まっ嘘をついてもどうでもいいけどねっ』
仁王「――・・・・・じゃアイツの事が好きなのか?」

っと仁王は小さめな声で聞いた

『なわけないでしょっ』
仁王「ふ〜ん・・・」

何よその反応・・・・


秀樹「なぁなぁ!絵梨架って呼んでもいい?」
『――・・・・・何なのお前?』

予想通りコイツは私の後ろの席・・・・

秀樹「俺苗字で呼ぶのはあまり好きじゃないんだよな〜そして呼ばれるのもっ!」
『何?だから名前で呼んで欲しいって?』
秀樹「おう!♪」

――・・・・何その満面な笑顔は・・・

『別にいいけど・・・あんたの名前忘れた』
秀樹「ええっ!?さっき言ったじゃんっ」
『だから〜忘れた・・・・』
仁王「ククッ」

隣では仁王が笑っている

秀樹「――・・・・俺の名前は佐藤秀樹・・・」
『ふ〜ん。っで秀樹って呼んでほしいの?』
秀樹「おうっ!」

まっ別にいいと思うけど・・・・・

『いいよっ』
秀樹「まじ!?サンキューな絵梨架!」
『――・・・・うん。。』

何か名前は優子だけにしか呼ばれないから男子に呼ばれると何か変な気持ちになるな〜

仁王「――・・・・・・」

私はその時の仁王の気持ちをまったくわからなかった・・・・


そして休み時間・・・・

優子「私の名前は山城優子です!よろしくね☆」
秀樹「俺は佐藤秀樹っす!優子ちゃんよろしくっ!」
優子「私も名前で呼んでもいい??ww」
秀樹「もちろんっ♪」
優子「じゃ秀樹でいいのかな?」
秀樹「おうっ♪」

この雰囲気にはついていけないんだけど・・・・そして仁王も・・・・

『どうしたの?』
仁王「いや、何でもなかっ」
『あっそう』

いつもはうるさいとは思う仁王が何故か今日は静かだと思う

丸井「お〜い仁王っ!」

っと教室のドアから大きな声で丸井が仁王を呼んでいた

仁王「何じゃ?」
丸井「暇だから来ただけ☆」
仁王「――・・・・・お菓子は持っとらんぜよ?」
丸井「!?――・・・・だから暇だから来たって言ってるだろぃ!」

――・・・・今の反応で絶対にお菓子を貰いに来たな・・・

秀樹「あっお前がブン太か!?」

っと秀樹・・・
まっ私はもうこれで覚えたからこう呼んでいる・・・苗字なんてさっぱり・・・・・←←

仁王「名前で呼ぶ主義みたいじゃっ」
丸井「ふ〜ん。。まっ別にいいけどよぃ☆」
秀樹「俺は佐藤秀樹っ!名前で呼んでくれると嬉しいっす♪」
丸井「わかったわかった、名前で呼べばいいんだろぃ??」
秀樹「おうっ!」

何かさっきから同じ台詞を聞いているのは気のせいですか??

優子「ねえねえ秀樹w」
丸井「っ!?」
秀樹「何優子??」
丸井「っ!!??」

あ〜丸井がダブルショックしてる〜・・・・もしかして優子が好きなのかな〜〜??


丸井「なあ桜井っっアイツ等って付き合ってるのかっ??」

っと丸井は優子と秀樹には聞こえないように言った

『いや・・・・ただ名前で呼び合ってるだけだよ?』

コイツって以外に馬鹿だったんだな・・・

丸井「えっじゃ桜井もアイツの事名前で呼んでるのかっ!?」
『――・・・・まぁ〜、苗字忘れたし・・・』
仁王「お前さんって結構酷いぜよ〜?」
『名前覚えればいいでしょっ?』
仁王「俺の名前は覚えてるのか?」


・・・・


『そんなの言ったけ?』
仁王「はぁ〜・・・・雅治じゃっ」
『ふ〜ん・・・名前は顔とは似合わないねっ』
丸井「桜井って結構毒舌なんだな〜」
『えっ今頃気づいた?』
仁王「ククッ俺は前からわかってたぜよっ」
丸井「あっじゃ俺も名前で呼んでもいいだろぃ??」

――・・・・ま〜別にいいとは思うけど・・・

『いいよっ』
丸井「じゃ俺も名前で呼べよ?」
『――・・・・・いいけど・・・・えーっと;;;』
丸井「ブン太なっ!;;;;」
『うん・・・』
優子「えっ!?何々??丸井も名前で呼ぶつもりなの??」

っと優子が急に割り込んできた

丸井「ま〜別にいいかな〜っと思ってな!♪」
優子「じゃ私も名前で呼んでよw」
丸井「ええいいの!?」
優子「な〜に?絵梨架はいいけど私は駄目なわけ??」

出た・・・・優子って結構黒い部分あるんだよね〜

丸井「ちげぇーよ!呼んでもいいかって聞いてるんだよぃ!」
優子「もちろん☆」
丸井「じゃ絵梨架と優子な☆」
仁王「――・・・・・」

何故か仁王はずっと黙っていた・・・・まっ別にどうでもいいけど。。


今日は体育ないか〜でも明日あるな・・・・・

秀樹「絵梨架って部活してる??」

っと後ろから秀樹が聞いてきた

『中学の時はねっ今は何もしないつもり・・・・・』
秀樹「じゃ雅治は??」


・・・・


あっ仁王の事ね・・・・一瞬誰だ〜?と思った・・・・(結構酷い

『仁王はテニス部』
秀樹「ふ〜ん。。」

何故仁王本人に聞かないかって?アイツは今サボり中だから・・・・
まっもう慣れているけどねっ

『ってかあんたいつ仁王に許可取ったの?』
秀樹「うん?何の?」
『――・・・・・名前・・・』
秀樹「あぁ〜さっきいいって♪」

ふ〜ん・・・でも仁王って本当に名前と顔は似合わない・・・・
顔は仁王って感じでしょ・・・もしかして性格が雅治なのかな・・・・??
でも私まだちゃんと仁王の性格をわかっていない

秀樹「絵梨架は俺の事嫌いなのか?」
『嫌いではないけどテンションについていけないだけだと思う・・・』
秀樹「ふ〜ん・・・・・俺ってテンション高いのか?」
『――・・・・見た目と違ってね』

本当に見た目はチャラチャラしてて悪い奴だと思った・・・
髪は金髪でツンツンしててピアスとか多くて・・・・目はカラコンをやっているのか青色だし・・・・
誰が見ても最初はヤンキーと思うだろう。。

秀樹「よく言われる・・・・って言ってもさ!これ地毛だぜ?」
『――・・・・・何あんた・・・ハーフとか?』
秀樹「当たり♪」
『へぇ〜、だから目も青だったのか〜』
秀樹「何〜??全部偽モンと思ってただろ??」
『誰でも思うでしょっ』
秀樹「アハハッそうだよなっ」
『ピアスは・・・・?』
秀樹「ピアスは俺の趣味でなw」

ふ〜ん悪ではないみたいね・・・・馬鹿兄貴とお父さんの言った通りだ・・・・


仁王「名前・・・・・か・・・・」

その頃の仁王は屋上で一人で悩んでいたなんて私はわからなかった・・・・


今は昼・・・だけどテニス部とはもう一緒に食べない
何か最近ほかの女子からの視線が痛いから・・・
優子もちゃんとそれを理解して今日からは中庭で一緒に食べる事にした

優子「秀樹って絶対に指導されるよね〜?」

っと優子が私の弁当箱から玉子焼きを取って言った

『――・・・・でもアイツハーフみたいよ?だから髪も地毛で目も青色なんだって』
優子「へぇ〜〜wwだからあんなにカッコいいのか〜♪」

私は優子の弁当箱から唐揚げを取った

優子「ちょっと唐揚げは私の大好物だから取ったら駄目だよっ」

パクッ

『玉子焼きは私の大好物です〜〜』

そんな言い合いをして私達は笑いあった

私は女友達は優子だけど十分だった
一番信頼できる友達が一人いるだけでも幸せだもんねっ


そしていつの間にか放課後になった
優子のクラスはまだ終わってないみたい、だから私は自分のクラスで優子を待っていた

秀樹「じゃあな絵梨架!」
『うん・・・』

っと私は秀樹に少し手を振った
けど仁王はまだ帰らないみたいでまだ席に座っていた

『部活に行かないの?』
仁王「お前さんと一緒でブン太を待ってるんじゃ・・・」
『ふ〜ん・・・』

その後は1分ぐらい会話がなかった・・・・・私はずっと窓の外を見ていた

仁王「桜井は名前で呼ばれたいのか?」

っと急に仁王が聞いてきた

『――・・・・・別にどっちでもいい・・・』
仁王「ふ〜ん・・・じゃ俺も名前で呼んでよか?」
『えっ・・・・・』

仁王がそんな事言う人とは思わなかった

仁王「さっき優子にも許可取ったぜよ♪」

あっ・・・そういう事ね・・・・

『別にいいけど私はあんたの事は名前で呼ばないからねっ』
仁王「何故じゃ?」
『――・・・・あんたの事名前で呼ぶ人ってこの学校で誰もいないでしょ?
ブン太はほとんどの人から名前で呼ばれているからいいけど・・・・ほかの女子から変な勘違いされたら困るしっ』
仁王「ほ〜・・・・まっ本当の事じゃから別にええけどの〜」
『優子もあんたの事はこれからも苗字で呼ぶかもよっ』
仁王「お前さんと優子って何か似とるの〜」
『えっ・・・・?』
仁王「何でもなかっ」

っと仁王は少し微笑んだ

優子「絵梨架!!やっと終わったよ!!」
丸井「仁王!早く部活に行くぜっ!」

急にドアが開いたと思ったら優子とブン太がいた

仁王「っと・・・俺は行くとするぜよっ」
『部活頑張ってね〜〜』
仁王「ククッ、こういう時だけ応援するんじゃなかっ」
『あっ・・・・・』
仁王「うん?」

あの噂の事を言わないと・・・

『どんな手を使ったのかわからないけど噂なくなった・・・・だからいちょうありがとねっ』
仁王「――・・・・以外と素直だったんじゃの〜」
『あんたもねっ』

そして私は優子と一緒に帰った
本当にあの後噂がパッと消えた・・・・さすが詐欺師。。

何か今日は入学して初めて平凡な日だったな〜
ちょっと変な奴がクラスに転入したけど・・・
でも結構いい奴だしこれからも平凡な日々が続けばいいけどねっ

――・・・・・明日も平凡でありますように・・・


To be continued...



-キャラ達の反省会----------


絵梨架「今回のは何だったのだ?」

秀樹「何か管理人が・・・・名前とか多かったら読者の人達がめんどくさいと思うから、次回からは下の名前だけ!
――・・・・だってさ!」

仁王「お前さんはメインじゃないからお前が言わなくてもええんぜよ?」

秀樹「もうメインだからいいですぅ〜」

優子「はいはいっ喧嘩するなら外に出れ!」

丸井「お前等見た目はヤンキーで一緒だな・・・」

秀樹「俺はハーフだからいいのっ!こいつのは偽モンだろ!?」

仁王「ほ〜うええ度胸じゃの〜」

絵梨架「お前等いい加減にしてよっ」

秀樹「だって本当の事なんだもん・・・・」

絵梨架「はいはいっだからって喧嘩は駄目だよ?」

丸井「何かさ〜お母さんに注意されてる子供みたいだな〜」

優子「私も思った・・・;;;」

仁王「じゃまた次回の〜♪」



-あとがき----------


9章って何か早いな〜
高校3年までしたいけどどうしよう〜〜><
1年生で30章はきついよな〜^^;;;;90章とか絶対に私には無理だからT_T
まっこれから少しずつ決めてけばいいっしょw
ああ〜もう少しで海外に行く〜〜><。。行きたくないよーーー!!
学校なんて潰れちゃえっ!!!←←何故に!?
発表とか宿題とか本当に何やねんっ!!??
んなもんやらなくても生きれるからええだろーー!!って何言ってるんだ私は・・・・^^;;;
今日は後一つ長編書けたらいいな〜っと思ってますw
ではではここまで読んで下さった絵梨架様ありがとうございます!


2010-6-23





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