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翔「コイツが絵梨架の彼氏だよw」
『――・・・・・殺す?』

              
Sweet Love
 -第8章-婚約者


私は馬鹿兄貴に連れてかれて車に乗ったって学校はどうするんだよ・・・・

翔「校長先生から許可取ったから大丈夫だよ〜w」

今心読んだ?

翔「では早速行くぞ♪」

なわけないよね・・・・こんな馬鹿が私の心を読めるわけがないっ
ってかまだ聞いていないけど・・・何で私連れていかれたの?
ま〜学校を早引きできたからいいけど・・・


翔「この写真見てっ」

っと兄が運転をしながら私に写真を渡す

翔「コイツが絵梨架の彼氏だよw」
『――・・・・・殺す?』
翔「酷いな〜。。」

そこにいたのはチャラチャラした男。。

『何で彼氏とか勝手に決めるのっ?』
翔「そいつはお父さんの会社仲間の人の息子みたいで〜す。そんな事はお父さんに聞け〜」

ッ・・・・・クソ親父めっ・・・

翔「あっ!後そいつ立海に来るから仲良くやれよ〜w」
『しないから・・・・・ってこいつとは付き合わないからね』
翔「う〜ん、結構いい人だよw絵梨架も仲良くできると思うよっ」

この兄が言うなら間違えないかも・・・・・
兄は昔から人と一言喋っただけでその人の性格がわかるみたい
それでいろいろと問題もあったけど。。

『いつ来るの?』
翔「明日」

――・・・・・即答ですか・・・


『ってかどこ行くの?』
翔「あっ・・・・・言うの忘れてたね〜w」

さすが馬鹿兄貴・・・・・・・・

翔「いちょうお父さんの会社に行って、お父さんが絵梨架と喋りたいって〜w」

何でわざわざ学校早引きしてまで・・・・・

翔「ほらもう着いたよっ」

――・・・・何度見ても高いと思うこのビル・・・・昔に結構来たな〜

「桜井さん、お待ちしてました。」
翔「よっwこの子をお父さんの部屋に連れてって」
「はい。」

やっぱりいつ来ても新鮮な気持ちになるなここは。。
私はお父さんの部屋に行くためエレベーターに乗った・・・・


――・・・・・・・チンッ

「桜井さん、お待ちしてました。」
『どうも・・・・』

ガチャッ

父「おっ、やっと来たか絵梨架っ」

っとそこにはいたのは・・・・
大きな窓ガラスの前にある椅子に座ってこっちを見ている男の人・・・・・

この人が私のお父さん。。

『あれはどういう事?』
父「ま〜ま〜、これから話すからゆっくりしていきなっ」

っと手招きをしてくる
私はいちょうソファーに座った、そして私の人生を変える話が始まった・・・・


父「さっき見せたこの写真、」

っと私がさっき見たのと同じ写真があった
そう・・・・兄が言ってた私の彼氏・・・・・・・でもまだ私は認めてないっ

父「もし・・・・もし絵梨架#が高校卒業するまでに相手がいなかったら・・・・」

――・・・・いなかったら?

父「コイツが絵梨架の婚約者になる」

――・・・・・は?

『何勝手に決めているんだよっ!』

冗談じゃないっ・・・・・

父「すまんな・・・・・でもこれはお前のためでもあるんだ・・・・」
『ッ・・・・・』
父「でも大丈夫だ・・・・・コイツは俺が初めて絵梨架と結婚してもいいと思った男だ・・・・」

お父さんも兄と一緒・・・・・・・すぐに人の心がわかる。。

父「まっ!明日から一緒の学校なんだから少し喋ってみれっ」

――・・・・仁王・・・

『っ!?』
父「どうした?機嫌でも悪くしたのか?」
『い・・・・いや、何でもない。。』

ドクンッ

な・・・・・なんで・・・・・・?何で・・・・・

なんでさっき――・・・・仁王を思ったの・・・・・・・?


ボフッ

私は家に帰ってすぐにベットに飛び込んだ
何でさっき仁王が頭に出てきたんだろ〜。。

『はぁ〜。。』

何か最近私悩んでる?

何に?

何に悩んでいるのかもわからないって・・・・・でも仁王が関係してるのは絶対・・・

『って何考えているんだ私・・・・・』

アイツの事なんてどうでもいいんだよっ・・・・でもまた明日会うんだよね〜。。
そしてあの男子にも・・・・ってかアイツの名前聞いてなかったな〜

『同じクラスにならないように・・・』

何故そう願ったのかわからない・・・・でも理由があるのは私でもわかる・・・・
ただ・・・・その理由がまだわからないだけ・・・・・

――・・・・その気持ちを知るのはまだまだ先・・・・


優子「絵梨架〜vV」
『ストップっ』

私は優子の体を止めた・・・
コイツが抱きついてきたらなかなか離れないからね。。

優子「昨日どうしちゃったのよ!?」
『あぁ〜。。何かいろいろあってね〜・・・・でさっ昨日先生から何か聞いた?』
優子「昨日?いや〜先生の話とか聞かないからね〜」

まだ生徒達はわからないって事か・・・・
言うの忘れたけど、昨日見た写真のあの男子・・・・テニス部並の顔立ちだった
髪は金髪でもちろんピアスも・・・・まっ私は興味ないけど。。

問題はこの男好きの優子・・・この事は内緒にしとこっ

『あっ・・・・』

忘れてた・・・テニス部はあの馬鹿兄貴を私の彼氏とまだ思っているのかな?

優子「どうしたの〜??」
『翔の事ばらした?』
優子「いや〜;;面白そうだったからまだ言ってないw」

まっまじか・・・・;;何か変な噂が出来てなければいいが・・・・

「おいっ・・・アイツがあのイケメンの彼女?」
「まじでか〜!?」


・・・・


最悪ッ!ってか丸聞こえッ!


優子「え〜!?何でこんなに噂がっ!?」
『あんたが早くばらしとけば良かったんだよっ』

はぁ〜。。最悪ッ

優子「ぁ・・・・・・・」
『ッ?』

校門に入ったら仁王と会った・・・・何か久しぶりに会った気がする。。
って!何変な事思っているんだよ私ッ!

仁王「な〜。。」
『何?』

私は急いでクラスに行こうと思ったけど、それを仁王の言葉が止めた・・・

仁王「昨日の男・・・お前さんの彼氏?」
『――・・・・・・違うよ、あれは私の兄貴』

っと仁王はかなり驚いた様子で私を見た、けどすぐに表情を変えた・・・
この表情はいつものとは違って優しい表情だった・・・・

仁王「ククッ・・・・何か安心したぜよっ」

ドキッ

仁王の笑顔は本当に久しぶりに見た・・・・

『こっちは噂流れて大変だよ』
仁王「俺にまかせんしゃいっ」
『?』

その事はあまり気にしないようにした、何をやらかすかわからないからね。。

『――・・・・あんたは?彼女ほっといていいの?』

――・・・・この事を言うだけで、何で胸が締め付けられるように痛いんだろう・・・・

仁王「もう別れたぜよ・・・」
『え・・・?』
仁王「お前さんの言う通りだったぜよ・・・好きでもないヤツとは付き合っても面白くなか」
『今頃気付いたの?』
仁王「言ったじゃろ?俺は馬鹿じゃからのっ」
『フフッ』
仁王「っ!?」

あっ・・・・久しぶりに笑ったな〜

仁王「笑った方が可愛いぜよ」
『はいはい。。うざいから』

何か・・・・ちょっとだけ仁王を見直したかも。。


私達はそれから丸井とも会って4人でクラスへと向かった。。
けどそこに嵐が待っていたとは思わなかった・・・・

丸井「びっくりしたぜ〜。。桜井が彼氏とかありえないっての」
優子「ちょっと丸井君ッそれは失礼じゃないの!?」
『別に大丈夫だよ・・・私は太った彼氏よりはマシだからね〜』
丸井「何だとーーっ!!??」
仁王「ククッ当ってるぜよw」

秀樹「おっ!?お前の名前ってもしかして桜井?」

ッ!?こ・・・・・こいつは・・・・

秀樹「俺の名前は佐藤秀樹だっ!よろしくなっ!」

こいつはあの写真の男子だ・・・・・何で私がわかったのっ?
ってかこの人・・・・・・・雰囲気が私が思ってたのとは何か違う。。

『どうも・・・・・』
仁王「お前さん誰じゃ?」
秀樹「お前こそ誰だよっ?」

うわ〜この二人相性悪いな〜。。

秀樹「あっ俺いちょう桜井と一緒のクラスだから」
『はぁ〜。。まじでか。。』

っていう意味はコイツは私の後ろの席ッ?
もっと最悪じゃねーかよ。。

私に平凡な生活は訪れてきますか?


To be continued...



-キャラ達の反省会----------


秀樹「新キャラ登場!これからよろしくねっ」

仁王「お前さん帰ってええよ?」

優子「この二人なんか仲悪いよね〜」

丸井「おい、まだ会って1時間も経ってねーだろぃ?」

絵梨架「いや、まだ10分も経ってないと思うんだけど?」

秀樹「俺のプロフィール書くから待っとけよーっ」

仁王「こいつうざいの〜」

優子「あっ、もしかして嫉妬?」

絵梨架「嫉妬?誰によ?」

丸井「何か面白くなりそうだぜ♪」

秀樹「ではこれからも頑張るから応援よろしくなっ」



-あとがき----------


うわ〜〜〜〜〜〜っ更新遅ッ!!><
でも今回のは書いてて楽しかったww新キャラ登場ってか?
次回にもっと詳しく書いていきたいと思いますので待ってて下さいw
そしてプロフィールも書かないと〜T_Tいつかねw←
ではここまで読んで下さった絵梨架様ありがとうございました^^
これからも頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします><
ではでは^^


2010-5-19





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