きみを愛してみようと思う | ナノ
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きみを愛してみようと思う。完結致しました。

途中でブランクはありながらも全28話という、決して少なくない話を書き切れたのも、日々連載を読んでくださっている方、感想を下さった方々のお陰だと思っています。この場を借りて、お礼を言わせていただきます。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。ザ・少女漫画な設定の話を書くことができて、とても満足しています。プロット通りのラストを書くことが出来たのも、この連載が初めてな気がします。

日記などでは書けなかった事も含めて、連載の裏話などをしようと思います。

この連載は元々、十話完結の中篇を目指して書いていましたが、書いているうちに書きたいものがどんどん増えて、気付けば三倍のボリュームになっていました。
ブリーチ完結を受けて新しい設定で何か書きたいなと思って考えたところ、夢主の初恋の相手が白哉で、彼の正体に気付かないまま朽木家に嫁いだ夢主と、全てを知っている白哉の話が書きたいなと思い付きました。

二人の関係性は書ききったつもりなので、続編などは書かないと思います。ただ、番外編として初夜のお話は絶対描きたいと思っています。焦らしまくった分ねっとりしたの書きたいです笑 あとは二十七話と最終話の間で半年ぐらい期間が空いているので、そこを埋める番外編はいつか書きたいですね。

書いていて楽しかったシーンの話をします。
一番は言わずもがな二十六話です。夢主が初恋の少年が誰かに気付くシーンは、プロット段階からここを目指して書く!と決めていた私の中でも大切な場面です。このシーンを書くために連載を始めたと言っても過言ではありません。なので、二十六話を書いているときはめちゃめちゃ楽しくて永遠に書いていたかったです。夢主が初恋の人を巡って悩みに悩んで、回り道を沢山して、白哉とすれ違って、漸く自力で答えに辿り着く場面は、話の要でもあったので推敲に推敲を重ねました。

その他だと白哉と穂波の絡みを書くのは楽しかったです。この二人は互いに恋愛感情は微塵もないけれど、確かな信頼関係があります。それは夢主と穂波にも言えることで、穂波は夢主にとっての特別な存在としても書いてあげられたかな、と思っています。

あとは十四話のタイトル回収回の一回目とか、十二話で夢主が自分の恋心に気付く場面など、思い入れのあるお話は他にも語りつくせないほどあるのですが、書きすぎても……という感じなのでこの辺でやめておきます。

自己満足な連載ではありましたが、皆様に少しでも楽しんでいただけていたら嬉しいです。私は書いていて、とても楽しめた連載でした。まだまだ拙い文章ではありますが、精進していこうと思います。

また次の連載でお会いできると嬉しいです。では。



(執筆)20200710