たった一人で世界を敵に回す気か
正義のヒーローの弱点
ビュリダンの驢馬
お前自分が傍観者だと思ってるだろ
眠り姫は今日もひとりきりのベッドで横たわる
全てのものは堕落する
清楚との決別
正論がいつも正しいとは限らない
赤錆と排気ガスが目を曇らせる
呆れた芸当
冴え渡る感性の発露
さらっておくれ
口先から生まれてきたわけじゃないんですけどね
敏感で困っちゃう
ああ、ほら、悪化した
渋味の効いた台詞をどうぞ
僕はいつも貴方の涙を拭う人でありたい
ここが僕らの別れの道だ
教育しないといけません
無情な選択
そのうち好きだけじゃ足りなくなるよ
だから言わんこっちゃない
快楽を追ってこの背は影をまとう
青い感情を生齧りしたらまだ苦かった
懐かしいあの時を虚視する
少女の顔した怪物
耳朶を食む
神が残酷な賽を振る
野次馬共を蹴散らせ
ビュリダンの驢馬…質量の等しい干し草の中央に配置された驢馬は双方より受ける刺激が等しいために片方を選ぶことができずに餓死するだろうというもの。