エゴと自己の真ん中らへん




情け深く容赦なく

解剖学的に視姦する

情動で動いたらこうなった

あなたの心全部私のもの

狭い魚が海に出て

踏切を渡り微笑む

非日常の落日

男の子は女の子を幸せにするべきなんて風潮に異議を唱えて私は貴方を幸せにするの

何処にいたって掴まえる

二人を分かつのは死ではない

あの人の柔らかい微笑みが、誰かの悪意によって滲んでいった

ど腐れ、へたれ

空気のような存在になるのは、結構、難易度高いよ

わたしたちの聖域

言えずにとっておいた言葉はとうとう苔むした

凡庸の中に異彩を隠す

不安が消えるおまじない

終電には間に合わないだろう

君は壊れた挙句空っぽの瞳をして僕の名前を呼び続けた

無意味にだって意味はある

陰気な大樹に寄りかかる

艶やかな毒が浸食してく

人形のフリをした

たくしあげた衣服の行方を見届けて



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