蛍の光







別れを告げる 指はぼやけた光を纏っています


蛍、それとも夜光虫


囲いこんだ手の内にあった命は風で消えてしまった


その手で私を 優しく殺してください



もう一緒になることが叶わないなら


消えるしかない
消滅するなら清らかなうちがいい




蛍、夜光虫、それとも花火の様に




燃え尽きた炎を、優しく看取って











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