龍涎香

原因不明の心の臓に奔る電流
病若しくは 概況に至った経緯をご説明して

諸説、幾つかありて


私は其のひとつさえ選ぶ事も容易くないであろう


壱「君へのおもひ止められず、故に制御装置が作動した」



弐「浅き夢に蕩たうは心地よし、又其れを冒す事も一興」



参「彼方の吐ゐた、甘ゐ息が運悪く直撃した」




さて何れであつても結果はひとつ


四「想いは伝えないと弾けてしまふ」




是に決まり
目出度くハッピイエンド


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