赤頭巾をかぶった狼
今晩君の喉元を噛みにいく
神が宿る指先
銃口から発射されたモノ
鋭い牙が見え隠れ
純情を穢す青
いわゆる粉かけ
変心してくれて構わない
君だけがこの世で透明だった
色々な温度、色々な人々
感情線に釘を打つ
中立でいることの困難さ
躊躇うほどに愚直であれ
愛と恋とを天秤にかけて
撃ちぬいてさしあげましょう
フードの下からべろべろばー
可愛い子ちゃん夜道にご注意あれ
成人と未成年による厄介な物思い
崩れた積み木に手を伸ばす
優しかった彼が狼になっちゃった
感謝はいつだってここに還元されるの
傷口が広がってやがて熱に至る
劣化する心の摩擦
耐え切れぬ悦楽
あなたの心臓を縫い合わせる
目も手も全部俺のもの
重なる舌の震える夜
安全なんて誰も約束してないだろ